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「半導体製造装置」が7位、エヌビディア急反発受け戻り足も上値に重さ<注目テーマ>
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1 円高メリット
2 サイバーセキュリティ
3 半導体
4 防衛
5 人工知能
6 インバウンド
7 半導体製造装置
8 TOPIXコア30
9 バイオテクノロジー関連
10 コロナウイルス
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が7位にランクインしている。
生成AIの普及加速を背景に先端半導体に対する需要が強く喚起されている。具体的にはデータセンター内に設置されているAIサーバーやネットワーク機器向けに高水準の引き合いがある。一方、スマートフォンなど情報端末の在庫調整の影響を受けていたメモリー需要も、今後はエッジAI機能搭載に伴う買い替え需要が発現することが予想され、先端分野にとどまらず半導体周辺の風向きは順風に変化しつつある。
しかし、株式市場では半導体の近未来を先取りする形でやや過剰に関連株が買われた反動が最近は顕著となっていた。米株市場などでも生成AIシンボルストックともなっていたGPU大手のエヌビディア<NVDA>の株価が頭打ちとなったことで、東京市場でも同社と活発な取引関係があるアドバンテスト<6857.T>をはじめ、業界最大手の東京エレクトロン<8035.T>や半導体精密加工装置で世界首位のディスコ<6146.T>、半導体洗浄装置で断トツの競争力を持つSCREENホールディングス<7735.T>など、日本が誇る大手製造装置メーカーが一様に下値を試す展開を余儀なくされていた。
ただ成長期待に陰りはなく、問題はどこで押し目買いを入れるかという逆張りのタイミングである。くしくも前日は米国株市場でエヌビディアをはじめ半導体セクターの主力銘柄が一斉高に買われており、その流れを引き継いで東京市場でもきょうは半導体製造装置の代表的な銘柄群がまとめて買い戻される展開となった。前日に個人投資家が信用取引を活用して積極的に買い向かう動きが観測されていたが、足もとではそれが功を奏した格好となっている。
もっとも、中期的にみて半導体製造装置関連は底が入ったとはいえない。7月中旬以降の激しい調整局面を経て、今はまだ投資家サイドの疑心暗鬼も拭えない状況だ。高値圏で高水準の商いをこなしていた影響から、株式需給面で潜在的な戻り売り圧力が意識され上値が重い。きょうも、買い一巡後は値を消す主力銘柄が散見され、投資家としても今しばらくはヒットアンドアウェイで、短期的に売り買いを繰り返す機動的な対応が求められる場面だ。
出所:MINKABU PRESS
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