マザーズ指数は3日ぶり反発、直近IPOファイバーゲートがストップ高、ＲＰＡは初値持ち越し

　本日のマザーズ市場は、堅調な展開となった。国内外のリスク要因に対する警戒感が後退し、日経平均が500円を超える上昇となるなか、マザーズ市場でも主力株に買い戻しが入り、直近IPO銘柄や材料株に物色が向かった。ただ、日経平均が強含みで推移したのに対し、マザーズ指数は5日線水準で伸び悩む格好となった。個別でも値動きの荒さが目立つ銘柄が散見された。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で814.55億円。騰落数は、値上がり171銘柄、値下がり63銘柄、変わらず6銘柄となった。
　個別では、ＭＲＴ<6034>がマザーズ売買代金トップで大幅続伸したほか、ＳＯＳＥＩ<4565>、ＵＮＩＴＥＤ<2497>、じげん<3679>、ＰＫＳＨＡ<3993>などが上昇した。前日に初値を付けたファイバーゲート<9450>が本日はストップ高水準まで買われ、ギフト用品大手シャディの株式取得を発表したロコンド<3558>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、直近IPO銘柄のＳＯＵ<9270>は朝方買いが先行したものの急反落。神戸天然物化学<6568>、サンバイオ<4592>、マネーフォワード<3994>も下落し、ミクシィ<2121>は小安い。また、タイセイ<3359>がマザーズ下落率トップとなった。
　なお、本日マザーズ市場へ新規上場したＲＰＡ<6572>は買い気配のまま初値が付かなかった。
＜HK＞