アトラＧ、今期経常を80％下方修正

　アトラグループ <6029> が11月11日大引け後(17:30)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は1億4400万円の赤字(前年同期は1億3000万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億5300万円の黒字→3000万円の黒字(前期は3億9500万円の赤字)に80.4％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億8700万円の黒字→6400万円の黒字(前年同期は2億8800万円の赤字)に65.8％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は1億1000万円の赤字(前年同期は2300万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-5.5％→-14.7％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループは、「世界中の人を健康にしたい。」という企業理念を掲げ、鍼灸接骨院支援事業を展開しております。2021年７月に株式会社One Third Residence及び株式会社ONE THIRD REAL ESTATEを子会社化し、事業範囲をヘルスケア、ヘルステックに拡大するべく、取り組んでおります。また、2021年12月には株式会社ビーユーを子会社化し、これまで鍼灸接骨院支援事業で積み上げたリアル店舗に対する経営支援のノウハウを活かして、リアル店舗を展開する企業の再生に取り組んでまいります。株式会社One Third Residence及び株式会社ONE THIRD REAL ESTATEの子会社化に伴い、７月より、のれん償却額26百万円を含め、当該２社の業績を当社グループの連結業績に反映します。これにより、売上高は前回予想を上回り、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見込みとなりました。今期は先行投資となりますが、Fitness Mirrorの販売に注力し、早期に黒字化するよう取り組んでまいります。なお、株式会社ビーユーの子会社化に伴う影響につきましては、現在精査中であります。今後、通期連結業績予想を修正する必要が生じましたら、速やかに開示いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。