<注目銘柄>=東祥、スポーツクラブ事業の回復鮮明
東祥<8920.T>は、8月5日に年初来安値540円をつけたあと、いったんは700円台を回復したものの、再び600円台に落ち込むなど冴えない展開にある。ただ、足もとでスポーツクラブ事業が回復に転じ業績回復期待が強まっていることに加えて、PBR0.6倍台と割安水準にあり、見直し余地は大きい。
同社は愛知県を地盤に「ホリデイスポーツクラブ」を運営するほか、ホテルや賃貸マンションも展開しており、ABホテル<6565.T>は子会社にあたる。11月8日に発表した9月中間期決算で、営業利益は期首予想の19億4000万円を大きく上回る28億8000万円(前年同期比48.5%増)で着地した。販売用不動産の売却があったほか、ホテル事業でインバウンド需要や国内旅行需要の増加などによる宿泊単価の上昇などがあり、業績を押し上げた。
ホテル事業の好調はもちろんだが、注目は主力のスポーツクラブ事業の回復だ。7~9月期の同事業のセグメント利益は1億2800万円と黒字転換した。会員数が回復に向かったことに加えて、既存施設のリニューアルやスタジオジムの充実、ホットスタジオの導入店舗数の増加などで既存店舗の収益力回復を図ったことが奏功した。
今期10~12月期以降も既存施設のリニューアルを進めていく方針で、同事業の回復基調は継続する見通し。好調なホテル事業とあわせ、今後の業績の牽引役として期待できる。会社側では25年3月期通期業績予想を営業利益50億円(前期比26.3%増)で据え置いたが、調査機関では今期営業利益53億円、26年3月期は58億円前後を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は愛知県を地盤に「ホリデイスポーツクラブ」を運営するほか、ホテルや賃貸マンションも展開しており、ABホテル<6565.T>は子会社にあたる。11月8日に発表した9月中間期決算で、営業利益は期首予想の19億4000万円を大きく上回る28億8000万円(前年同期比48.5%増)で着地した。販売用不動産の売却があったほか、ホテル事業でインバウンド需要や国内旅行需要の増加などによる宿泊単価の上昇などがあり、業績を押し上げた。
ホテル事業の好調はもちろんだが、注目は主力のスポーツクラブ事業の回復だ。7~9月期の同事業のセグメント利益は1億2800万円と黒字転換した。会員数が回復に向かったことに加えて、既存施設のリニューアルやスタジオジムの充実、ホットスタジオの導入店舗数の増加などで既存店舗の収益力回復を図ったことが奏功した。
今期10~12月期以降も既存施設のリニューアルを進めていく方針で、同事業の回復基調は継続する見通し。好調なホテル事業とあわせ、今後の業績の牽引役として期待できる。会社側では25年3月期通期業績予想を営業利益50億円(前期比26.3%増)で据え置いたが、調査機関では今期営業利益53億円、26年3月期は58億円前後を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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