日鋳造は急伸、橋梁部品や柱脚など予想上回り１８年３月期業績予想を上方修正

　日本鋳造<5609.T>が急伸し１４年９月以来の高値水準となっている。２０日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、売上高を１００億円から１１０億円（前期比１４．５％増）へ、営業利益２億円から３億５０００万円（前期３億１３００万円の赤字）へ、純利益を１億４０００万円から２億４０００万円（同８億２５００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　橋梁部品や柱脚などで予想を上回る好調が継続していることに加えて、鋳鋼・鋳鉄品が半導体製造装置向けで需要が回復傾向にあることが要因。これにより第１四半期の受注高や売上高が予想を上回って推移しており、第２四半期も同様の状況が続くと見込んでいるため。

　なお、同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高２６億４６００万円（前年同期比２８．３％増）、営業損益５３００万円の黒字（前年同期５５００万円の赤字）、最終損益３９００万円の黒字（同３８００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）