愛知鋼、今期経常を65％上方修正、配当も20円増額

　愛知製鋼 <5482> が3月23日午前(11:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→33億円(前期は137億円)に65.0％上方修正し、減益率が85.5％減→76.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の43億円→56億円(前年同期は77.6億円)に30.2％増額し、減益率が44.5％減→27.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→35円(前期は130円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　鉄スクラップ価格が既公表の前提を下回る価格で推移していることや、単独及び連結子会社の売上数量増などにより、売上高・利益ともに既公表の予想数値を上回る見込みです。これらを反映させた結果、通期の売上高・利益ともに上記のとおり修正いたします。

　　当社は、配当につきましては、将来の事業展開に必要な内部留保を確保しながら、業績、財政状態及び配当性向等を総合的に勘案して株主のみなさまのご期待にお応えしていきたいと考えており、連結配当性向は30％を目安としております。　期末配当予想につきましては、上記方針及び業績予想数値に基づき、１株当たり35円といたします。(注)上記の業績予想及び配当予想につきましては、当社グループの予想に基づくものであり、実際の業績は様々な要因の変化により異なる場合があることをご承知おきください。