TOYO TIREのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
メック <4971> 【2+→2+】
「為替が追い風となり上方修正へ」
1Q業績は、主力薬品であるCZシリーズが好調、為替が追い風となり、前年同期比増収増益で着地。投資評価「2+」を維持する。理由は、①株価調整が更に進みバリエーションの割安感が強まったが、②為替の影響増加(為替リスク増加)、により①を相殺したからである。なお、データーセンター(サーバー)需要は引続き堅調であり(パッケージ半導体企業も堅調な予想を出している)同社薬品への需要増加に変化がないとTIWはみている。
予想ROE:14.2% PBR:2.1倍、来期予想PER:12.8倍、来期予想EPS成長率:14%株価(5/13終値):2,550円
Fモデルによる理論株価:2,797円(5月11日by山方秀之)
TOYO TIRE <5105> 【2→1】
「北米大口径タイヤが好調、通期計画及び配当予想を上方修正」
22/12期1Q決算は営業利益が前年同期比27.3%増の162億円となり、1Qとして過去最高となった。主要北米で米国工場の稼働が正常化し、バックオーダーを抱え需要旺盛な高付加価値のWLTR(20インチ以上のワイドライトトラック用タイヤ)の供給が進んだことによる売上構成改善、価格改訂、円安などの増益効果で原材料や海上運賃高騰、セルビア工場立上コスト等の減益影響を吸収。1Qに期初公表の上期営業利益計画の80.5%を達成。1Qが想定以上の業績となったことなどから22/12期通期営業利益計画は期初予想を55億円上方修正。また、年間配当金予想も1株当たり12円増額修正した。目標株価は2,100円とし、投資評価を「1」へ引き上げる。
予想ROE:13.1% PBR:0.8倍、来期予想PER:6.0倍、来期予想EPS成長率:1%株価(5/13終値):1,702円
Fモデルによる理論株価:3,391円(5月13日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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