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クミアイ化学工業のニュース
日経平均株価
始値 26795.68
高値 27062.31(15:00)
安値 26789.50(09:00)
大引け 27049.47(前日比 +178.20 、 +0.66% )
売買高 12億2685万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆8093億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続伸、2万7000円台を終値で回復
2.前日の米株市場は軟調も為替の円安や中国株高が追い風に
3.実質6月最終売買日で配当権利取り狙いの買いも株高支援
4.個別株物色意欲は旺盛、プライム市場の8割の銘柄が上昇
5.レーザーテックは朝安後高くなり、東電HDが物色人気に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比62ドル安と3日ぶりに反落した。米長期金利が上昇したことが警戒されハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、前場は日経平均株価が上下に不安定な動きをみせたが、後場は次第高の展開となり、ほぼ高値引けで2万7000円大台を回復した。
28日の東京市場は、前場は売り買いを交錯させたが、後場は買い有利に傾き、日経平均は上値指向を継続。前日の欧州株市場は高安まちまちで、米国株市場ではFRBによる金融引き締め強化への警戒感から主要株価指数が揃って軟調だったが、外国為替市場で円安が進んだことや、中国株や香港株などが後場高くなったことを横目にリスクを取る動きが優勢となった。6月権利付き最終売買日ということもあって、駆け込みの配当権利取り狙いの買いなども株価を押し上げる要因となったようだ。日経平均は前場にマイナス圏で引けていたが、個別株物色意欲は旺盛で、前引け時点で値上がり銘柄数は1000を超えていた。後場は更に買いの勢いが増し、値上がり銘柄数はプライム市場全体の8割強を占めた。
個別では、本日も売買代金首位となったレーザーテック<6920>が売り一巡後にプラス圏に切り返したほか、川崎汽船<9107>が大商いで上値を追った。トヨタ自動車<7203>も買い優勢。ファーストリテイリング<9983>も堅調。東京電力ホールディングス<9501>が上値追い態勢を強め、レノバ<9519>も上昇した。KLab<3656>がストップ高人気となり、ブイキューブ<3681>、ロードスターキャピタル<3482>などが急騰した。チェンジ<3962>、クミアイ化学工業<4996>なども大幅高に買われた。
半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、ダブル・スコープ<6619>も利益確定売りに押された。リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、SUMCO<3436>も冴えない。メルカリ<4385>が下落、エムスリー<2413>も軟調。このほか、アイスタイル<3660>、ラクーンホールディングス<3031>、ギフティ<4449>などの下げが目立っている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、KDDI <9433>、第一三共 <4568>、トヨタ <7203>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約58円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、東エレク <8035>、エムスリー <2413>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約29円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)不動産業、(3)石油石炭製品、(4)電気・ガス業、(5)保険業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)化学、(2)精密機器、(3)サービス業、(4)ゴム製品、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△コーアツ工業 <1743> [東証S]
株式分割と配当予想の実質増額修正を好感。
△ソフトフロン <2321> [東証G]
非開示だった23年3月期営業は黒字浮上へ。
△ロードスター <3482> [東証P]
好業績割安株の典型で急勾配の上昇トレンド形成。
△ソケッツ <3634> [東証S]
クッキーレス感性ターゲティング広告の商用サービスを開始。
△免疫生物研 <4570> [東証G]
シスメックス <6869> [東証P]と業務提携。
△バーチャレク <6193> [東証G]
三井不グループ向けにAIプラットフォームのエンジン提供。
△東洋電 <6505> [東証S]
鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証実験開始。
△ベイカレント <6532> [東証P]
企業のDX需要取り込み成長性再評価の動き。
△しまむら <8227> [東証P]
第1四半期営業利益12%増。
△マイクロ波 <9227> [東証G]
昭電工 <4004> [東証P]と新たなケミカルリサイクル技術の共同開発を開始。
▼エネチェンジ <4169> [東証G]
短期急騰の反動や信用規制強化で目先売り優勢。
▼壱番屋 <7630> [東証P]
第1四半期2ケタ減益決算で失望売り優勢。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)KLab <3656>、(2)ブイキューブ <3681>、(3)ロードスター <3482>、(4)チェンジ <3962>、(5)日農薬 <4997>、(6)MSOL <7033>、(7)クミアイ化 <4996>、(8)しまむら <8227>、(9)ベイカレント <6532>、(10)サンデン <6444>。
値下がり率上位10傑は(1)アイスタイル <3660>、(2)ラクーンHD <3031>、(3)ギフティ <4449>、(4)壱番屋 <7630>、(5)サーバワクス <4434>、(6)リズム <7769>、(7)IBJ <6071>、(8)藤久HD <7135>、(9)東名 <4439>、(10)あさひ <3333>。
【大引け】
日経平均は前日比178.20円(0.66%)高の2万7049.47円。TOPIXは前日比19.96(1.06%)高の1907.38。出来高は概算で12億2685万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1498、値下がり銘柄数は292となった。東証マザーズ指数は677.37円(3.27円高)。
[2022年6月28日]
株探ニュース
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