タカラバイオ、今期経常を5％上方修正、配当も2円増額

　タカラバイオ <4974> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.3％減の194億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の191億円→201億円(前期は284億円)に5.2％上方修正し、減益率が32.9％減→29.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の81.4億円→91.4億円(前年同期は142億円)に12.3％増額し、減益率が42.7％減→35.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→42円(前期は33円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比44.2％増の85.2億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の41.3％→30.9％に低下した。

株探ニュース