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アルマード Research Memo(1):独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う

配信元:フィスコ
投稿:2022/01/18 15:01
■要約

アルマード<4932>は、独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う会社である。卵殻膜ヘルスケア事業の単一事業で、TVショッピング販売、外部間接販売、自社直接販売の3つのチャネルでの販売を行っている。同社は、「先進諸国に到来する高齢化社会において、人々の健康、若さ、そして美しさの維持・向上による“生活の質”の向上という根源的なニーズに、“卵殻膜”を通じて貢献する」「卵殻膜の多機能な効果・効能を科学的に解明し、常にユニークで最高品質の商品開発にこだわり、それを世界に提供する」「“卵殻膜”で、美容と健康分野において、新しい価値観を浸透させる」の3つのビジョンの下、今後、先進諸国で深刻な社会問題となる高齢化社会到来に対して、「卵殻膜」という素材の持つ美容・健康効果を科学的に解明しながら、卵殻膜商材をより安心・安全・低価格にて市場に供給することで、アンチエイジングの側面から社会貢献を果たすべく事業を展開している。

1. 2022年3月期第2四半期累計業績の概要
2022年3月期第2四半期累計(2021年4月~9月)の業績は、売上高2,464百万円(前年同期比21%増)、営業利益216百万円(同121%増)、経常利益217百万円(同123%増)、四半期純利益151百万円(同143%増)と、前年同期比増収増益で着地した。事業動向としては、直販事業が大きく成長した。引き続き好調な新規獲得ベースを維持しており、2022年3月期第2四半期会計期間(2021年7月~9月)及び第2四半期累計で過去最高の獲得数となった。定期会員数も順調に拡大しており、将来売上の土台が形成できたと言える。

2. 2022年3月期業績の見通し
2022年3月期の業績見通しについては、売上高で4,883百万円(前期比7.4%増)、営業利益で820百万円(同55.7%増)、経常利益で819百万円(同52.5%増)、当期純利益で556百万円(同51.4%増)を見込んでいる。通期予想に対する進捗率についてはおおむね予想どおりに進捗していること、費用先行型のビジネスモデルで順調に会員数が増加していることから利益拡大が見込めること、TV通販で年末に大型の販売機会があることなどを考慮すると、達成可能性は高いと弊社では見ている。

なお、直近の広告宣伝費が増加していること、同社が費用先行型のビジネスモデルであること、同社はデータベースを活用して広告宣伝費と会員数に関連性を持たせていることなどから、今後の業績拡大も期待できると弊社では見ている。つまり、合理的かつ積極的な広告投資により会員数が増加するフェーズは、目先の利益創出ではなく、他チャンネルの利益を直販事業の先行投資に活用し成長させることで将来利益の拡大を図っている状態と考えられることから、積極的な広告投資によって一時的に利益が圧縮されている状況は、将来の業績判断においてポジティブ材料であると弊社では分析している。

3. 成長可能性と中期経営目標
同社は、成長に向けた基本スタンスを、「浸透力と成長スピードが高い直販を注力販路とすること」「売上50億円超の強い商品を複数育成すること」としている。この基本スタンスの下、直近の数倍以上の売上水準を視野に、(1) 直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透、(2) 直販(自社EC)の新たな主力商品の育成、(3) 卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓、の3点に取り組むことで成長を図る。なお、具体的な数値目標としては、2024年3月期に売上高70億円以上、営業利益12億円以上、1株当たり当期純利益80円以上を掲げている。直近では、卵殻膜配合の新たな薬用化粧品「チェルラーホワイト」シリーズを美白スキンケア市場に2021年10月に投入したほか、卵殻膜の新たな機能性を示唆する研究成果を追加発表するなど、順調に進行していると考えられる。

■Key Points
・独自開発の卵殻膜原料を配合した化粧品・サプリメントの企画・開発・販売を行う
・2022年3月期第2四半期累計業績は前年同期比増収増益で着地。成長分野である直販の定期会員拡大や外販のOEM販売の復調により、再成長基調へ
・直販を成長の柱として、2024年3月期に売上高70億円以上を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希)


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配信元: フィスコ
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