日本色材、前期経常を26％下方修正

　日本色材工業研究所 <4920> [ＪＱ] が4月3日大引け後(16:30)に業績修正を発表。20年2月期の連結経常利益を従来予想の5.4億円→4億円(前の期は8.8億円)に25.6％下方修正し、減益率が38.7％減→54.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.6億円→1.2億円(前年同期は5.2億円)に53.5％減額し、減益率が50.0％減→76.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年２月期連結会計年度の個別業績において、売上高は第３四半期連結累計期間まで好調に推移しましたが、第４四半期連結会計期間にインバウンド消費の頭打ちに加えて新型コロナウイルス感染症の影響による受注の一部後ろ倒しや資材の一部納期遅延が発生したこと等のために減速、2020年２月期通期では前連結会計年度より増収となるものの、前回発表予想とほぼ同水準に留まる見込みです。　一方で、利益面では、第４四半期連結会計期間にインバウンド消費の頭打ちや新型コロナウイルス感染症の影響等によって売上が減速する中で、「つくば工場の第３期拡張工事」竣工後の生産開始に伴い諸費用が増加したために、上記の通り前回発表予想を下回る見込みとなりました。　この結果、2020年２月期連結会計年度における連結業績についても、上記個別業績の見込みを受けて、売上高は前回発表予想とほぼ同水準となる見込みですが、利益面は上記の通り前回発表予想を下回る見込みです。　なお、2020年２月期期末配当金につきましては従来予想の１株当たり25円を維持する方針です。（注）上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後発生する様々な要因により当該予想値と異なる結果となる可能性があります。