三井化学は波乱展開、１７年３月期営業利益を上方修正

　三井化学<4183.T>が波乱展開。この日の午後１時、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を１兆１７４０億円から１兆１８５０億円（前期比１１．８％減）へ、営業利益を８８０億円から９７０億円（同３６．８％増）へ上方修正したことが好感されて昨年来高値更新するも、値を消す展開。

　成長３領域であるモビリティおよびフード＆パッケージ、基盤素材における交易条件などの改善があり、増益が見込まれるとしている。なお、期末配当を従来予想の５円から６円に増額し、前期５円と合わせて年間１１円（前期実績８円）にすると発表した。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高８７００億７１００万円（前年同期比１５．７％減）、営業利益７１６億４４００万円（同２７．０％増）、最終利益５００億３０００万円（同４８．８％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）