個別銘柄戦略シスメックスや富士通などに注目

22日の米株式市場でダウ平均は643.13ドル安（-1.90％）、ナスダック総合指数は-2.54％、シカゴ日経平均先物は大阪日中比245円安の28465円。為替は1ドル＝137.40-50円。ハイテク株を主体とした米株式市場の大幅続落を受けて東京市場でもグロース株を中心に全般売りが広がりそうだ。個別では、24年3月期にも手術ロボット「hinotori
（ヒノトリ）」のアジアでの販売計画が開始と伝わっており、同ロボを販売するメディカロイドに折半出資しているシスメックス<6869>、川崎重工<7012>が好感されそうだ。傘下のパナソニックが家電17品の値上げを9月から実施すると報じられているパナHD<6752>は採算改善期待が高まろう。経営スピードの加速を狙って24年4月からの持ち株会社制への移行の検討を発表したラウンドワン<4680>、機関投資家向けにオルタナティブデータの提供を開始するマイクロアド<9553>なども好感されよう。ほか、国産量子計算機を初の実用化へと報じられている富士通<6702>が材料視されそうか。 ＜FA＞