PrecisionLife社との戦略的研究開発提携において対象疾患領域を拡大

従来の提携を拡大し、自己免疫疾患の疾患生物学における新たな知見を活用することで、新規創薬ターゲットの同定を目指す


ネクセラファーマ株式会社（以下「当社」または「ネクセラファーマ」）と、AI（人工知能）を活用した疾患の誘発因子に関するプレシジョンメディシン（精密医療）の先駆的企業であるPrecisionLife Limited（以下「PrecisionLife社」）は、新規創薬ターゲットの同定を目指し戦略的研究開発提携の対象を自己免疫疾患へ拡大しましたので、お知らせいたします。


これは、当社とPrecisionLife社が2022年に締結した共同研究開発契約における最新の進捗です。本提携では、自己免疫疾患において新規創薬ターゲットを同定したのち、PrecisionLife社が持つバイオマーカーにより患者さまを層別化し、各サブグループに適した治療薬の開発を行います。


PrecisionLife社は、疾患リスクや予防効果に関連する生物学的特徴の組み合わせを発見しています。この組み合わせは、治療薬に効果がある患者さまを特定するためのバイオマーカーや、疾患の誘発因子に関する生物学的知見を提供し、既存および新規の創薬ターゲットがどの患者群に効果的かをより正確に特定する手助けとなる可能性があります。


当社執行役副社長兼Nxera Pharma UK社長で英国研究開発ヘッドであるマット・バーンズは次のように述べています。「PrecisionLife社のプラットフォームにより、疾患生物学における独自の知見をもとに“適切な”創薬ターゲットやサブグループの特定が可能となります。これと世界をリードする当社の創薬・早期開発力を組み合わせることで、患者さまにより効果的な治療薬を提供できる可能性が高まるでしょう。」


PrecisionLife社のCEOであるSteve Gardner氏は次のように述べています。「ネクセラファーマとのターゲット探索およびトランスレーショナル研究に関する提携を強化・拡大し、患者さまの人生を変える医薬品の開発加速を支援できることを喜ばしく思います。複雑な疾患生物学に対する理解を深め慢性疾患における精密医療を実現する、というビジョンを共有できるネクセラファーマのようなパートナーを得られたことは素晴らしいことです。」


以上


ネクセラファーマについて
ネクセラファーマ株式会社（旧そーせいグループ株式会社）は、テクノロジーに立脚したバイオ医薬品企業であり、日本および世界中のアンメットニーズにお応えし、患者さまの生活の質を向上させる新しいスペシャリティ医薬品をお届けすることを目指しています。


日本で販売されている複数の製品に加え、探索から後期臨床段階にある30品目を超えるプログラムからなる幅広いパイプラインの開発を、自社で、あるいは大手製薬企業やバイオ医薬品企業との提携により推進しています。このパイプラインは、神経疾患、消化器疾患、免疫疾患、代謝性疾患、希少疾患などの大きく成長する治療分野における主要なアンメットニーズにお応えすることに重点を置いており、業界をリードする独自のGPCR構造ベース創薬「NxWave(TM)」プラットフォームを活用して、ベストインクラスまたはファーストインクラスの候補化合物を持続的に創出しています。


詳しくは、ホームページwww.nxera.life/jpをご覧ください。
LinkedIn: @NxeraPharma　|　X: @NxeraPharma　｜　YouTube: @NxeraPharma


PrecisionLife社について
PrecisionLife社は、バイオファーマとヘルスケアのバリューチェーン全体にわたって、患者さまにとってより良い、より最適化された診断および治療の方法を見出すことにより、複雑な慢性疾患の予測、予防および治療方法を変革する精密医療の先駆的なバイオテクノロジー企業です。


PrecisionLife社の独自の複合解析プラットフォームは、複雑な疾患生物学研究上の誘発因子を明らかにし、慢性疾患の患者さまに対し、その疾患や薬剤反応の分子メカニズムに基づく効果的な治療法に結びつけることを可能とします。


疾患生物学研究における深い知見により、メカニズムに基づいた患者層別化バイオマーカーによる新たな患者サブグループの特定、アンメットメディカルニーズに対する新たな治療機会の特定、臨床試験のリスク回避と迅速化、既存の医薬品プログラムの新たな用途の発見、ならびに予測性が高く補完的診断法、患者個別のリスク予測、および疾病予防ツールの構築が可能になっています。


詳細については、www.precisionlife.comをご覧ください。
LinkedIn (@PrecisionLifeAI)、X/Twitter (@PrecisionLifeAI).