中京医薬、前期経常を一転64％減益に下方修正

　中京医薬品 <4558> [ＪＱ] が4月25日大引け後(18:10)に業績修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億2900万円→2600万円(前の期は7200万円)に79.8％下方修正し、一転して63.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1億5400万円→5100万円(前年同期は3900万円)に66.9％減額し、増益率が3.9倍→30.8％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　平成31年３月期通期の業績予想につきましては、家庭医薬品等販売の小売部門において、既存営業社員の退社に伴う新入営業社員の補充に努めましたが、教育や営業手法等の習得等に時間を要し、売上高に寄与することができませんでした。また、上期に発生した西日本豪雨や北海道胆振東部地震における当該地域のお客さまへの訪問が一定期間できなくなるなど営業活動に支障が生じ、売上高にも影響を及ぼしました。第4四半期においても引き続き営業社員の入退社に伴い人材の育成等に時間を要しました。そのため育成等に関するコストが掛かり、減収と共に利益に与える影響は大きく、当初予測を大幅に下回る結果となりました。それに伴い、営業利益は95.5％減の5百万円、経常利益は79.8％減の26百万円となる見込みであります。当期純利益は保険の解約に伴い特別利益50百万円が発生し、50.0％減の28百万円となる見込みであります。（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想値と異なる場合があります。