東和薬品、今期経常を34％上方修正・4期ぶり最高益、配当も12.5円増額

　東和薬品 <4553> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.1％増の145億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の122億円→163億円(前期は117億円)に33.6％上方修正し、増益率が4.1％増→39.1％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の38.2億円→79.2億円(前年同期は56.5億円)に2.1倍増額し、一転して40.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の95円→107.5円(前期は95円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比40.3％増の61.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の16.1％→20.7％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの当連結会計年度の売上高は、追補品の売上が好調であることや、卸との協業を含む東和式販売体制の構築が順調に進展していることから、引き続き好調に推移する見通しです。また、研究開発費が、通期においても当初予想に比べて減少する見込みであること等から通期連結業績予想数値を修正いたします。　なお、通期連結業績予想数値の算出にあたり、デリバティブ評価損益は見込んでおりません。（注）上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり、実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。

　　当社の利益配分につきましては、株主の皆様への安定的な配当と今後一層の企業発展に備える内部留保の充実の両立を図ることを基本方針としております。なお、業績予想の修正にありますように、当社の当連結会計年度の業績は前回発表予想に比べて好調に推移しております。　上記の利益配分の方針のもと、当期の業績動向や財政状況を勘案し、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため、期末の配当予想を１株当たり12円50銭増配し60円とすることといたしました。これにより、年間の１株当たり配当金は107円50銭となる予定です。（注）本日公表の「株式分割及び定款の一部変更ならびに新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ」のとおり、平成31年３月期の期末配当は、株式分割前の株式数を基準に実施します。