久光薬が反発、経皮吸収型特発性レストレスレッグス症候群治療剤の第２相臨床試験の結果発表で

　久光製薬<4530.T>が反発。２３日の取引終了後、経皮吸収型特発性レストレスレッグス症候群治療剤（開発コード・ＨＰ－３０００）の国内第２相臨床試験の結果を発表しており、これが好評価されているようだ。同試験では、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群患者を対象に、１日１回の投与での有効性や安全性について検討したもので、その結果、主要評価項目で有効性が確認されたという。また、安全性に関しても重篤な有害事象は認められなかったとしている。同社ではこの結果を踏まえて、第３相臨床試験で有効性の検証を行うとともに、長期投与時の安全性および有効性を確認する方針。また、パーキンソン病を対象にした第３相臨床試験についても今年度中の開始を予定しているという。
　なお同剤は、同社独自のＴＤＤＳ（経皮薬物送達システム）技術を用いて開発した、全身性のテープ剤。安定した血中薬物濃度を維持し効果を持続させることで、特発性レストレスレッグス症候群に対する治療の新たな選択肢となることを期待しているという。

久光薬の株価は９時５０分現在３５２５円（△８０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）