武田薬品工業に強気評価が出ている。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は３１日、同社株のレーティングを「オーバーウエート」でカバレッジを開始した。目標株価は５４００円としている。同社が買収したアイルランド製薬大手シャイアーとの通期１期目となった２０年３月期は業績やキャッシュフローの見通しが見えにくかったが、それも徐々に解消し始めている、と指摘。２１年３月期のガイダンスに関してコンセンサスに近い業績見通しが発表され、安心感が高まれば株価は上昇すると予想している。コロナショックでＰＢＲ１倍まで株価は下落しているほか、配当利回りも５％台にあることも魅力とみている。