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<話題の焦点>=進化する電子カルテ、医療IT進展に伴い国内外で普及加速へ
医療現場でのITの活用が急速に進んでいる。クラウドによって複数の医療施設の調剤履歴情報を共有するサービスがスタート、また、うつ病につながるメンタル面の不調の度合いを数値で示すシステムの開発が進むなど、予防医療や介護・福祉分野を含め、先端医療機器とITとの融合による高度な医療システムの普及が始まった。
医療ITでベースとなるのが、患者一人ひとりのデータを蓄積する電子カルテだ。医師法で5年間の保存が義務付けられた診療録を電子化したものだが、最新IT技術が現場へ導入されはじめたことで、その機能も進化している。システム化により単に効率を高めるだけでなく、患者の検査、治療内容、リハビリ計画などスケジュール管理も可能になった。
電子カルテの国内市場は年率4%と緩やかながら着実に成長、2017年には1500億円弱に拡大すると予想されているが、今後、海外への普及も期待される。ASEAN各国も日本と同様に高齢化が進んでおり、政府はがんや生活習慣病の医療体制を支援、日本の先端医療機器の輸出に加え、電子カルテの導入も後押しする構えだ。
◆電子カルテ関連銘柄
ソフトウェアS<3733.T> 電子カルテで全国シェア第2位、全製品を自社開発
CEHD<4320.T> 中小病院向けに強みを持つ電子カルテシステム開発会社、NECなど大手ITとの協業も強化する
EMシステムズ<4820.T> 調剤薬局向け医療事務システム開発メーカーで、診療所・クリニック向け電子カルテシステムを手掛ける
BML<4694.T> 臨床検査受託の大手で、電子カルテシステムの開発に力を入れる
NEC<6701.T> 中小規模から300床以上の大型病院向け電子カルテを扱う
富士通<6702.T> ユーザーの声を取り入れ定期的にレベルアップする成長型電子カルテシステムに特徴
セコム<9735.T> チーム医療に最適でセキュリティーに優れるユビキタス電子カルテを展開
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
医療ITでベースとなるのが、患者一人ひとりのデータを蓄積する電子カルテだ。医師法で5年間の保存が義務付けられた診療録を電子化したものだが、最新IT技術が現場へ導入されはじめたことで、その機能も進化している。システム化により単に効率を高めるだけでなく、患者の検査、治療内容、リハビリ計画などスケジュール管理も可能になった。
電子カルテの国内市場は年率4%と緩やかながら着実に成長、2017年には1500億円弱に拡大すると予想されているが、今後、海外への普及も期待される。ASEAN各国も日本と同様に高齢化が進んでおり、政府はがんや生活習慣病の医療体制を支援、日本の先端医療機器の輸出に加え、電子カルテの導入も後押しする構えだ。
◆電子カルテ関連銘柄
ソフトウェアS<3733.T> 電子カルテで全国シェア第2位、全製品を自社開発
CEHD<4320.T> 中小病院向けに強みを持つ電子カルテシステム開発会社、NECなど大手ITとの協業も強化する
EMシステムズ<4820.T> 調剤薬局向け医療事務システム開発メーカーで、診療所・クリニック向け電子カルテシステムを手掛ける
BML<4694.T> 臨床検査受託の大手で、電子カルテシステムの開発に力を入れる
NEC<6701.T> 中小規模から300床以上の大型病院向け電子カルテを扱う
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