700円
カナミックネットワークのニュース
■ネオマーケ <4196> 1,556円 (+300円、+23.9%) ストップ高
ネオマーケティング <4196> [東証S]がストップ高。市場のリサーチから商品開発まで企業のマーケティング支援を主要業務としているが、時流を捉え人工知能(AI)を活用したサービスにも踏み込んでいる。18日取引終了後、マーケティングリサーチ業務で「ChatGPT(チャットGPT)」など生成AIの活用を開始し、業務効率化と質の向上に取り組むことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が流れ込んだ。
■ムゲンE <3299> 855円 (+150円、+21.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ムゲンエステート <3299> [東証P]がストップ高。18日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を458億6500万円から461億3900万円(前期比47.7%増)へ、営業利益を36億2500万円から46億3200万円(同55.6%増)へ、純利益を18億6300万円から25億2200万円(同61.3%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を32円から43円(前期20円)へ引き上げており、これを好感した買いが殺到した。従来予想で懸念していた不動産需要の減少が見られず、不動産買取再販事業の好調な販売が継続していることが要因。また、同事業で収益性を重視した販売が維持できていることも利益の押し上げに寄与する。
■リッジアイ <5572> 2,760円 (+359円、+15.0%)
Ridge-i <5572> [東証G]が3日ぶり急反騰。19日、国産生成AIの開発を開始したと発表した。クラウド提供事業者のさくらインターネット <3778> [東証P]の環境下で生成AIを構築し、企業や官公庁が安心して利用できる目的特化型の大規模言語モデル(LLM)の提供を目指すとしており、手掛かり視されたようだ。研究開発チームには、自然言語AI領域で豊富な経験を持つバオバブ(東京都千代田区)も協力する。今年中にプロトタイプ版の提供を始め、24年から企業向けの生成AI・LLM活用サービスを開始する計画を示している。
■山岡家 <3399> 5,410円 (+700円、+14.9%) ストップ高
丸千代山岡家 <3399> [東証S]がストップ高。18日の取引終了後、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことを好感した買いが入った。投資単位あたりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は9月1日。
■イントループ <9556> 5,530円 (+700円、+14.5%) ストップ高
INTLOOP <9556> [東証G]がストップ高。SBI証券が18日、イントループについて、投資判断「買い」で新規にカバレッジを開始した。目標株価は8500円に設定した。コンサルティングファームやシステムインテグレーターなどITベンダー向けについては、IT人材不足を背景に外注需要の増加を享受できるポジショニングにあると分析する。SBI証券はイントループの24年7月期の営業利益が13億3900万円になると予想する。
■TWOST <7352> 1,581円 (+161円、+11.3%)
TWOSTONE&Sons <7352> [東証G]が続急騰。19日付の日本経済新聞朝刊「上場後のリアル」で、同社に関する記事が掲載されたことが好材料視されたようだ。生成AI開発やDX機運の盛り上がりを背景に業績が拡大していると紹介。また、「同業他社の買収に力を入れている」と紹介しており、M&Aなどによる事業基盤拡大への期待も強いようだ。
■メタリアル <6182> 1,835円 (+167円、+10.0%)
メタリアル <6182> [東証G]が3日ぶり急反騰。18日の取引終了後、子会社のロゼッタが70億パラメータを持つ日本語大規模言語モデル(LLM)「Metareal AI LLM-7B」を完成させたと発表しており、好材料視された。同LLMは、各種個別の特化型モデルを生成する際の基礎モデルとして使用されることを目的に開発。従来の言語汎用型モデルに比べてより自然な日本語の取り扱いに長けており、文章理解、文章生成、要約などの各種タスクに対応しているという。同社では、同モデルを用いた特化型モデルの生成に加えて、それらを用いた独自アプリケーションの受託開発などを開始するという。なお、同件による24年2月期業績予想に対する影響は未確定としている。
■TBK <7277> 418円 (+36円、+9.4%)
東証プライムの上昇率4位。TBK <7277> [東証P]が急伸。18日、トラックやバスに向けた非接触型の減速システムである電磁式リターダが、商用車分野での電動車普及に取り組むCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT、東京都文京区)が導入する燃料電池小型トラックに採用されたと発表。新世代の商用車向け部品の生産拡大を期待した買いを集めたようだ。CJPTは、商用車におけるCASE技術・サービスの企画を担う企業で、いすゞ自動車 <7202> [東証P]やスズキ <7269> [東証P]、トヨタ自動車 <7203> [東証P]と同社傘下のダイハツ工業が参画する。既存のトラックやバスの補助ブレーキとして利用されているTBKのリターダは、モーターを活用した電動車にも一層の有効性が期待されており、ブレーキダストの抑制など環境負荷の低減にもつながるという。
■丸三 <8613> 484円 (+39円、+8.8%)
東証プライムの上昇率5位。丸三証券 <8613> [東証P]が続急伸。18日の取引終了後に24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算速報値を開示した。営業利益は前年同期比6.9倍の8億2300万円と大幅な増益となり、好感されたようだ。営業収益は同17.8%増の45億8800万円、最終利益は同2.3倍の7億2400万円だった。株式委託手数料が増加し収益を押し上げた。第1四半期決算は28日に正式発表を予定する。
■ザイン <6769> 997円 (+75円、+8.1%)
ザインエレクトロニクス <6769> [東証S]が5日続急伸。18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、売上高が従来予想の23億6600万円から24億5000万円(前年同期比6.4%増)へ、営業利益が1800万円から1億2400万円(同64.4%減)へ、純利益が100万円から1億7000万円(同70.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。LSI事業で主に国内市場において製品出荷が好調に推移したことが要因。また、為替が前期末比で円安に推移したことにより、主に現預金などの保有する外貨建資産の換算差益として為替差益1億4600万円を計上することなどが要因という。
■日産自 <7201> 601.5円 (+42.9円、+7.7%)
東証プライムの上昇率8位。日産自動車 <7201> [東証P]が続急伸。19日付の日本経済新聞は、同社のスティーブン・マー最高財務責任者(CFO)が株主還元方針に関して「キャッシュの使い道で最優先課題は株主還元の向上だ。配当性向を30%に戻したい」と述べた、と報道したことを好感する買いが流入した。24年3月期の配当は前期比5円増の15円を計画しているが、連結配当性向は18.7%前後となる見込み。25年3月期以降に30%を目指す見通しであり、株主還元の拡充方針を好感する買いが流入した。
■川崎汽 <9107> 4,218円 (+249円、+6.3%)
川崎汽船 <9107> [東証P]が3日続急騰で年初来高値を更新したほか、日本郵船 <9101> [東証P]、商船三井 <9104> [東証P]も上昇、更にNSユナイテッド海運 <9110> [東証P]、明治海運 <9115> [東証S]など 海運株が総花的に買われた。全体相場が戻り足を強めるなか、下値抵抗力のある低PBR株を買い戻す動きが再燃している。そのなか、海運株は低PBRかつ高配当利回りの銘柄が多く投資資金のターゲットとなっている。業種別騰落でも「海運」は33業種中で値上がり率トップとなった。そのなか、川崎汽のパフォーマンスが特に目立つが、これは信用売り残が多く、株式需給面から踏み上げ(空売りの強制的な買い戻し)を誘発しやすいことが背景にある。同社株の信用倍率は直近データで0.47倍と売り長で取組妙味が浮き彫りとなっている。
■カナミックN <3939> 476円 (+28円、+6.3%)
カナミックネットワーク <3939> [東証P]が続急伸。同社は医療や介護サービス事業者に特化したクラウドサービスを手掛け、健康寿命延伸サービスに注力の構えをみせている。業績は売上高、利益ともに大幅な伸びを続けており、好業績を背景に株主還元の強化にも余念がない。18日取引終了後、23年9月期の年間配当を従来計画の3円50銭から5円50銭に2円増額することを発表しており、これが好材料視された。また、同日にシステム開発会社であるRuby開発(東京都港区)の株式を取得し子会社化することも併せて発表、これも株価を刺激したようだ。
■フタバ <7241> 588円 (+29円、+5.2%)
フタバ産業 <7241> [東証P]が続急伸。低PBR株への物色が活発化しており、同社株もその流れに乗っている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け自動車のマフラーを主力とするが、電気自動車(EV)シフトの動きに合わせた戦略商品開発に傾注している点が注目される。アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレートや、大型バッテリーケースなどEVのバッテリー性能に貢献する製品開発で先駆している。足もとの業績もトップライン、利益いずれも回復歩調にあり、PBRは0.5倍台と割安さが際立つ。500円台の株価は値ごろ感も意識され、個人投資家マネーも活発に参戦したもようだ。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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