1,280円
シリコンスタジオのニュース
■住石HD <1514> 336円 (+80円、+31.3%) ストップ高
住石ホールディングス <1514> [東証S]がストップ高。著名投資家の井村俊哉氏による同社株の保有割合が7.65%に上ったことが、1日に関東財務局に提出された大量保有報告書で明らかになった。これを材料視した買い注文が集まった。報告義務発生日は11月24日。市場内で段階的に取得した。保有目的は純投資としている。井村氏を巡っては11月25日に、富山第一銀行 <7184> [東証P]の四半期報告書の大株主の状況に名前の記載があったことを受け、株価が急騰した経緯がある。
■ユニネク <3566> 1,560円 (+300円、+23.8%) ストップ高
ユニフォームネクスト <3566> [東証G]がストップ高。1日の取引終了後、1対4株の株式分割と株主優待制度の導入を発表しており、これを好感した買いが膨らんだ。株式分割の基準日は12月31日で、効力発生日は来年1月1日。株主数の増加などを図ることが目的という。株主優待については、毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有している株主が対象で、今年12月から開始する。保有株数に応じて、自社ECサイトの割引クーポン3000円分、または5000円分を贈呈する。なお、初回の株主優待は株式分割前の株式数を基準に実施する。
■ウェルライ <9565> 8,700円 (+1,500円、+20.8%) ストップ高
11月30日に東証グロース市場に上場したウェルプレイド・ライゼスト <9565> [東証G]がストップ高。12月1日に同じく東証グロース市場に上場したサイフューズ <4892> [東証G]もストップ高に買われるなど、直近IPOした2銘柄が急伸した。ウェルライはeスポーツ関連、サイフューズはバイオ3Dプリンターを用いた再生医療関連と両銘柄ともにテーマ性があることに加えて、次回のIPOは13日に東証グロース市場に上場するproperty technologies <5527> [東証G]とやや間があることで注目を集めたようだ。
■太洋工業 <6663> 408円 (+45円、+12.4%)
太洋工業 <6663> [東証S]が3日ぶりに急反騰。1日の取引終了後、近畿大学との共同研究により「機能性セラミックス薄膜複合フレキシブル基板」を開発したと発表しており、好材料視された。今回共同開発した「機能性セラミックス薄膜複合フレキシブル基板」は近畿大学生物理工学部医用工学科の西川博昭教授が保有するナノメートルレベルの厚さで機能性単結晶セラミックス極薄膜を作製する技術と、同社の基板加工技術を融合することで、硬くて脆いセラミックスを高い機能性を維持したままで屈曲させることを可能としたもの。電極を備えたフレキシブルプリント配線板(FPC)に本来は硬くて脆いセラミックス単結晶薄膜を直接接合でき、機能性を維持したまま柔軟性のあるシート状のデバイスを開発できるようになるという。同社では人体や交通・水道など各種インフラの表面に沿った非侵襲超音波画像診断、指紋・静脈認証などの入力用センサーなどへの応用を通して社会実装を目指すとしている。
■シリコンスタ <3907> 1,438円 (+107円、+8.0%)
シリコンスタジオ <3907> [東証G]が全体相場に逆行して続急伸、株価を一気に1400円台に乗せてきた。同社は3DCG技術を活用したゲーム開発支援事業のほか、ゲーム関連に特化した高スキル人材の紹介及び派遣事業などを手掛ける。人材関連事業が好調で足もとの業績は回復歩調にある。傾注するハイクラス人材の需要はコロナ禍にあっても旺盛で同社の収益環境に吹く追い風は強い。22年11月期は営業損益が3億2000万円の黒字化(前の期は9600万円の赤字)を見込んでいる。株式需給面では11月中旬以降、外資系証券経由の貸株調達による空売りが増加の一途にあり、足もとでそのショートカバーを誘発しているとみられる。
■ADプラズマ <6668> 1,917円 (+134円、+7.5%)
アドテック プラズマ テクノロジー <6668> [東証S]が全般悪地合いの間隙を縫って続急伸。テクニカル的にも11月下旬に25日・75日移動平均線のゴールデンクロス(GC)を達成しており、1700~1800円台のもみ合いから早晩上放れる兆しをみせている。同社株は今年1月17日に年初来高値を形成して以降、10月下旬まで長期下落トレンドを余儀なくされたこともあって、25日・75日線のGC示現は4月中旬以来約7ヵ月半ぶり。プラズマ用高周波電源装置メーカーで、ロジックやメモリー、パワーデバイスなども含め、半導体向けを主力に需要を取り込んでいる。高周波電源装置は最新CPUを搭載し、高耐久性なども特長としており、半導体製造装置向けのニッチ性の高い分野でトップシェアを誇っている。その点では半導体関連のグローバルニッチトップの象徴として株価を大変貌させたレーザーテック <6920> [東証P]を想起させる部分がある。豊富な受注残を武器に22年8月期営業利益は前の期比2.5倍の27億3500万円と過去最高利益を大幅更新、23年8月期も前期比13%増の31億円と2ケタ成長を続ける見込み。PERは7倍前後で指標面からも水準訂正余地の大きさを暗示する。
■トリプルアイ <5026> 1,169円 (+80円、+7.4%)
トリプルアイズ <5026> [東証G]が続急伸。2日正午ごろ、不動産テックのGATES GROUP(東京都新宿区)などと資本・業務提携したと発表しており、好材料視された。GATES GROUPの株式を取得するとともに、その子会社のGATESと協業を行うという。GATESの保有するビッグデータをもとに、不動産売却領域からスタートし、仕入れ・購入領域のAI化などに着手する。また、顧客の属性や指向性のデータベースとAIによる需要予測をもとに、GATESが一定の収入層に対してインテリアや保険など不動産以外のサービス提案を展開していく際の支援も行う予定だ。
■ハブ <3030> 716円 (+47円、+7.0%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率3位。ハブ <3030> [東証P]が続急伸。サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本がスペインを2対1で下し、決勝トーナメント進出を決めた。かつて「ドーハの悲劇」があった舞台で、日本代表がドイツに続き欧州の強豪国に勝利した。全体相場が軟調ななかにあって、W杯関連銘柄を物色する動きが広がっている。スポーツシューズなどを販売するミズノ <8022> [東証P]や、スポーツ用品販売のゼビオホールディングス <8281> [東証P]が堅調。サッカー教室を展開するクリップコーポレーション <4705> [東証S]が高かった。
■ヘリオス <4593> 305円 (+19円、+6.6%)
ヘリオス <4593> [東証G]が続急伸。1日の取引終了後、同社のユニバーサルドナーセル(免疫拒絶反応を抑えた他家iPS細胞:UDC)を住友ファーマ <4506> [東証P]へ提供する試料提供契約を締結したと発表したことが好感された。ヘリオスが提供するUDCを用いて住友ファーマは、眼科領域を含む3領域への利用可能性を検討するための研究を実施する予定という。なお、同件によりヘリオスは試料提供に対する対価を受領するが、業績への影響は軽微としている。
■テイツー <7610> 159円 (+7円、+4.6%)
テイツー <7610> [東証S]が大幅高で3日続伸。2日、買取王国 <3181> [東証S]の「買取王国 植田店」(名古屋市天白区)のリニューアルに合わせて「ふるいち 植田店」を9日にオープンすると発表しており、好材料視された。両社は今年4月に業務提携しており、同店の出店により両社の業務提携関係が進展することになる。なお、同じ建屋に「買取王国」と「ふるいち」の2つの店舗が同居するのは両社にとって初めての形態としている。
■サイバー <4751> 1,288円 (+49円、+4.0%)
サイバーエージェント <4751> [東証P]が大幅続伸。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表は日本時間2日、強豪スペインと対戦して2対1で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。同社は傘下のインターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」でW杯全試合の無料生中継を行っていることから、日本の決勝進出を受けて今後の更なる利用者拡大を期待した買いが入ったようだ。
■TORICO <7138> 1,211円 (+39円、+3.3%)
TORICO <7138> [東証G]が大幅高で3日続伸。2日正午ごろ、運営する「漫画全巻ドットコム」が松竹マルチプレックスシアターズ(東京都中央区)と販売連携すると発表しており、好材料視された。松竹マルチプレックスシアターズが運営する丸の内ピカデリーやMOVIXなど全国24劇場を対象に、映画館劇場公開作品の原作漫画コミック全巻セットの会場販売や、会場から「漫画全巻ドットコム」webサイトでの購入促進を目的とした連携を今月から開始する。近年、漫画原作作品のアニメや実写映画の劇場公開が積極的に展開され、劇場版公開は漫画全巻セット買い需要の非常に大きな要素となることから、今回の連携に至ったという。
■マキタ <6586> 3,265円 (+100円、+3.2%)
マキタ <6586> [東証P]が大幅高で5日続伸。大和証券は1日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は3000円から3500円に見直した。「今期がボトムと判断、株価にも反転の機会到来」としている。7-9月期の連結営業利益は66億9100万円(前年同期比71.9%減)だった。同証券では、当面は在庫削減が課題だが、今期計画通りに進めば危機感は薄らぐ、と指摘。23年3月期の連結営業利益は前期比52.0%減の440億円(会社計画400億円)、24年3月期は480億円、25年3月期は650億円と業績回復を予想している。
■ラキール <4074> 1,400円 (+30円、+2.2%)
ラキール <4074> [東証G]が3日続伸。東京証券取引所が1日、同社株を2日付で貸借銘柄に選定したと発表した。株式の流動性が向上すると期待した買いが入ったようだ。日本証券金融も1日、ラキール株について2日約定分から貸借銘柄に追加した。
■タカトリ <6338> 7,890円 (+120円、+1.5%)
タカトリ <6338> [東証S]が3日続伸。全般下げ相場に逆行、一時8000円台を回復した。同社は半導体向けなどを中心に精密切断加工を行うマルチワイヤーソーを主力商品とするが、脱炭素への取り組みや電気自動車(EV)シフトを背景に次世代パワー半導体への需要が高まるなか、SiC材料切断加工装置で抜群の商品競争力を発揮、グローバル・ニッチトップ企業として存在感を示す。業績は22年9月期に営業利益段階で前の期比3.5倍化の13億5100万円と急変貌したが、23年9月期も同利益は前期比63%増の22億円を見込むなど高成長トレンドが続く。株価は10月下旬を境に急騰局面に突入し、今週明けの11月28日に9760円の上場来高値を形成、その後は調整局面に入った。しかし、下値抵抗力の強さも際立つ。増し担保規制や、日証金での貸株申し込み制限の対象となっているが、直近では貸株調達による空売りが高水準に膨らんでおり、目先はその買い戻しが株価に浮揚力を与えたようだ。
■資生堂 <4911> 6,104円 (+70円、+1.2%)
日経平均株価が大幅安となるなか、資生堂 <4911> [東証P]が続伸。ゼロコロナ政策が取られていた中国において、規制緩和の動きが相次いで報じられている。1日には北京市において、症状の度合いに関わらず全員が政府の隔離施設に移送されていたこれまでの政策をシフトし、感染者の一部について自宅隔離を容認すると伝わった。行動制限の緩和により、同社の化粧品販売が回復すると期待した買いが株価の支えとなったようだ。同業のコーセー <4922> [東証P]も堅調に推移した。
■レーザーテク <6920> 26,715円 (+265円、+1.0%)
レーザーテック <6920> [東証P]が続伸。日経平均やTOPIXが大きく水準を切り下げるなか買い優勢の展開で異彩を放った。全体相場は円高進行もあってリスク回避ムードが急速に高まったが、同社株は前日1日の急反発に続き、2日も5日移動平均線上で強調展開を継続した。1日取引終了後に、「高感度ウェハエッジ検査装置CIELシリーズ」を製品化したことを発表、これが株価の下支え材料となった。同商品は独自光学系による高感度・高スループット検査を実現したほか、ディープラーニング技術を用いた高精度な欠陥分類と、独自光学系の3D機能によって高さや深さの情報を含む高解像画像の取得を可能とし、欠陥を特定する機能が強化されている。同商品の今後の需要開拓に対する期待が買いを誘導したようだ。
※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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