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システム ディ Research Memo(4):大規模顧客はカスタムメイド、小規模顧客はクラウドで対応し顧客基盤を拡大

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/23 13:04
*13:04JST システム ディ Research Memo(4):大規模顧客はカスタムメイド、小規模顧客はクラウドで対応し顧客基盤を拡大 ■会社概要

3. 『Value & Volume Business』戦略
システム ディ<3804>の販売戦略、ひいては成長戦略を表すコンセプトを『Value & Volume Business』戦略と名付けている。同社の中核製品であるパッケージソフトと顧客層を重ね合わせると、パッケージソフトはボリュームゾーンの中規模事業者がメインターゲットとなり、かつてはそこに注力することで成長を実現してきた。前述のようにパッケージソフトの成長モデルを確立したことで同社は中規模事業者の両側の存在、すなわち大規模事業者と小規模事業者に顧客層を広げることでさらなる成長を目指している。これが『Value & Volume Business』戦略の基本的な考え方となる。

具体的には、より規模の大きい事業体に対しては“Value Business”としてカスタムメイドによる対応を充実させ受注を獲得し、資金力の乏しい中小事業体向けには“Volume Business”として初期投資負担の少ないクラウドサービスで提供することによって顧客を獲得する戦略である。『Value & Volume Business』戦略の推進によって、2016年10月期以降は営業利益も増益基調が続いている。コロナ禍以降は経営のDXが進むなかで、大企業や自治体でもクラウドサービスを活用するケースが増えている。クラウドサービスの比率が高まる可能性はあるが基本戦略については変わらず、今後も同戦略を推進することで自然災害や景気変動、パンデミックにも耐えうる強い事業基盤を構築し、持続的な成長を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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配信元: フィスコ
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