ＩＧポートが急反落、第３四半期決算は営業損益黒字転換も材料出尽くし感

　ＩＧポート<3791.T>が急反落している。前週末１０日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１９年６月～２０年２月）連結決算は、売上高６８億４３００万円（前年同期比２．２％増）、営業利益３億５０００万円（前年同期５億１７００万円の赤字）、最終利益１億７９００万円（同５億７００万円の赤字）と営業損益が黒字転換したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

　営業損益の黒字転換は、主力の映像制作事業で納品した一部作品で採算改善がみられたほか、出版事業で電子書籍売り上げが好調に推移したことが寄与した。また、版権事業で映像マスター及びコンテンツ資産の減価償却費が減少したことも増益に貢献した。

　なお、２０年５月期通期業績予想は、売上高１０８億３９００万円（前期比２２．２％増）、営業利益２億２１００万円（同３億７００万円の赤字）、最終利益１億３８００万円（同１億７９００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS