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三菱総合研究所のニュース
日経平均株価
始値 22868.79
高値 22949.73(09:50)
安値 22649.85(10:41)
大引け 22689.74(前日比 -270.60 、 -1.18% )
売買高 14億8761万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5421億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、米株安と円高を背景に利益確定売りかさむ
2.米朝首脳会談の延期にトランプ米大領領が言及、北朝鮮リスクを意識
3.1ドル=110円台半ばと円高に振れたことも主力株中心に逆風材料
4.海外ファンド筋の先物売りが、裁定解消売り誘発し現物株の下げ助長
5.小型株が相対的に強さ発揮、売買代金は2兆5000億円台に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは178ドル安と3日ぶりに反落した。米朝首脳会談の先行き不透明感を警戒し、利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価が安く始まった後いったん戻り歩調をみせたものの、前場中盤を境に急速に下げ幅を拡大、300円超下げる場面もあった。
23日の東京市場は、リスクオフの流れが強まり下値を模索する展開を強いられた。前日の米国株市場では米朝首脳会談の延期にトランプ米大統領が言及したことを受け、NYダウが180ドル近い下げとなり、東京市場でも主力株中心に下値を探る展開を強いられた。外国為替市場で1ドル=110円台半ばまで円高に振れ、これも逆風となった。海外ヘッジファンドからアルゴリズム売買とみられる先物売りが入り、裁定解消売りを通じて現物株もこれに追随する格好となった。時価総額の大きい値がさ株の下げが地合い悪を演出しており、小型株の下げは限定的だった。業種別には空運、サービスを除く31業種が下落し、鉱業、石油、海運、非鉄などの下げが目立っている。下値では買い向かう動きもあり、東証1部の売買代金は2兆5000億円台まで膨らんだ。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、任天堂<7974>、ソニー<6758>なども下落した。ファナック<6954>、SUMCO<3436>が軟調、国際石油開発帝石<1605>、三菱商事<8058>なども下落した。シグマクシス<6088>が大幅安、シンフォニアテクノロジー<6507>、レノバ<9519>、日本ガイシ<5333>などの下げも目立つ。アイスタイル<3660>、有沢製作所<5208>も値を下げた。
半面、リクルートホールディングス<6098>が堅調、東京エレクトロン<8035>、花王<4452>も頑強だった。セレス<3696>が値を飛ばしたほか、ディー・エル・イー<3686>、モバイルファクトリー<3912>なども大幅高。マネーパートナーズグループ<8732>が物色人気となったほか、クラボウ<3106>、長大<9624>、インターアクション<7725>なども高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098> 、東エレク <8035> 、セブン&アイ <3382> 、花王 <4452> 、電通 <4324> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約16円。うち9円はリクルート1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、TDK <6762> 。押し下げ効果は約115円。うち65円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は空運業、サービス業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)その他金融業、(2)小売業、(3)食料品、(4)パルプ・紙、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)海運業、(4)非鉄金属、(5)卸売業。
■個別材料株
△ベクター <2656> [JQ]
ソフトバンクとアプリ取り放題サービスの運用で提携。
△CRE <3458>
1→2の株式分割を実施。
△三菱総研 <3636>
大和証券が投資判断を引き上げ。
△セレス <3696>
「Amazonプライムギフトコード」へのポイント交換を開始。
△アイフリーク <3845> [JQ]
事業目的に仮想通貨交換業と金融商品取引業を追加。
△オープンドア <3926>
新サービス「東海道新幹線+ホテル(β版)」を開始。
△アップバンク <6177> [東証M]
ゲームなどを通じ仮想通貨を配付するサービスを開始。
△豊田合 <7282>
SMBC日興証券が目標株価を3000円に引き上げ。
△ブラインド <7989>
創業80周年記念株主優待を実施。
△長大 <9624>
今期経常を32%上方修正。
▼ジーテクト <5970>
最大433万株の株式売り出しを実施。
▼エリアリンク <8914> [東証M]
200万株相当の新株予約権発行で希薄化懸念。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)セレス <3696> 、(2)DLE <3686> 、(3)CRE <3458> 、(4)ランド <8918> 、(5)モバファク <3912> 、(6)DIT <3916> 、(7)三菱総研 <3636> 、(8)マネパG <8732> 、(9)日特塗 <4619> 、(10)クラボウ <3106> 。
値下がり率上位10傑は(1)シグマクシス <6088> 、(2)帝国電 <6333> 、(3)シンフォニア <6507> 、(4)洋シヤタ <5936> 、(5)レノバ <9519> 、(6)ステラケミ <4109> 、(7)UMCエレ <6615> 、(8)ガイシ <5333> 、(9)アイスタイル <3660> 、(10)ワイヤレスG <9419> 。
【大引け】
日経平均は前日比270.60円(1.18%)安の2万2689.74円。TOPIXは前日比12.26(0.68%)安の1797.31。出来高は概算で14億8761万株。東証1部の値上がり銘柄数は800、値下がり銘柄数は1182となった。日経ジャスダック平均は3989.88円(13.20円安)。
[2018年5月23日]
株探ニュース
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