847円
三ツ知のニュース
4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに
■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円
■前場の注目材料:東芝、株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部
■米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに
4日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが807ドル安と大幅に下落した他、ナスダックも急落となった。8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたほか、これまで相場のけん引役であったハイテク株に幅広く売りが広がり、引けにかけて下げ幅を拡大させている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比375円安の23095円。円相場は1ドル106円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、23000円での攻防になりそうである。アップルなどクオリティ株が軒並み大きく下げていることもあり、国内においてもハイテクセクター等への売り圧力が強まりそうである。ただし、足元ではバフェット氏の大手商社株取得に伴うバリュー志向が意識されていたこともあり、クオリティ株に対する利益確定の流れなどは想定されていたところでもある。S&P先物へのヘッジニーズのほか、ここにきてVIX指数の上昇も不安視されていたため、波乱の展開になりづらいところ。
また、米国では新型コロナウイルスのワクチン投与にあたり各州・地域の政府に対して11月1日までに準備するよう通達したことが伝わっており、これがこれまで相場をけん引していたクオリティ株への利益確定に向かわせ、反対にバリュー株へのシフトにもつながったと考えられる。クオリティ株に対して過熱状態であったことも一気に物色対象の切り替えにつながったようである。需給が悪化した訳ではなく、利益確定の流れによる急落といった形であり、売り一巡後は押し目狙いの意識に向かわせやすい。
物色の流れとしてはバリュー株へのシフトが意識されやすい。ハイテク株等も調整一巡感が意識されやすい水準まで下げていた銘柄もみられているが、積極的に押し目を拾う流れにはなりづらいところ。また、活況が続く新興市場であるが、昨日においても直近IPO銘柄には利益確定の流れが目立ち、足元ピーク感が意識される状況であった。利食いに押されやすいだろうが、中小型株については過熱想定の中でこれまで上昇していたこともあり、資金回転は効いている。大きく下げる局面においては押し目を狙う動きも出てきそうである。
■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円
ロックフィール<2910>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比25.3%減の93.71億円、営業損益は3.11億円の赤字に転落した。緊急事態宣言解除後、出店する百貨店、駅・駅ビル等の商業施設の全館営業再開により来店客数は回復しつつあったものの、都心部では企業の在宅勤務の継続や、都道府県を跨ぐ移動の自粛などの影響で駅利用者の減少が続き、大幅な減収減益となった。なお、2021年4月期通期予想については、新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与える影響を現段階において合理的に算定することが困難なため未定としている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23465.53、+218.38)
・日銀のETF購入
・米経済対策効果への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展
・東芝<6502>株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部
・武田薬<4502>米投資会社、武田大衆薬子会社を買収、雇用・経営陣は維持
・テルモ<4543>中国の医療ファンド参画
・三井物産<8031>共通ポイントプログラム構築、「イミ消費」喚起
・三井物産<8031>PFNと地下構造解析で新会社、AIシステム開発
・三ツ知<3439>生産デジタル化、国内外でAI・IoT活用、冷間鍛造部品の品質向上
・日産自<7201>CFRP製部品の量産化技術開発、成形時間2分・車体80kg軽量化
・極東開発工業<7226>ゴミ収集車への巻き込まれ防ぐ、AI安全支援システム
・スター精密<7718>新拠点稼働、自動旋盤技術提案・IoT実演
・川崎重<7012>ローカル5G実証、播磨工場でバリ取りロボ遠隔操作
・凸版印刷<7911>オレフィン製化粧シート、抗ウイルス・抗菌認証取得
・DIC<4631>デュポンと販売提携、欧米アで独占権
・東ソー<4042>九大とCO2分離膜の共同研究、NEDO事業に採択
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・7月小売売上高(前月比予想:+3.3%、6月:+2.7%) <ST>
■株式見通し:米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに
■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円
■前場の注目材料:東芝、株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部
■米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに
4日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが807ドル安と大幅に下落した他、ナスダックも急落となった。8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたほか、これまで相場のけん引役であったハイテク株に幅広く売りが広がり、引けにかけて下げ幅を拡大させている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比375円安の23095円。円相場は1ドル106円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、23000円での攻防になりそうである。アップルなどクオリティ株が軒並み大きく下げていることもあり、国内においてもハイテクセクター等への売り圧力が強まりそうである。ただし、足元ではバフェット氏の大手商社株取得に伴うバリュー志向が意識されていたこともあり、クオリティ株に対する利益確定の流れなどは想定されていたところでもある。S&P先物へのヘッジニーズのほか、ここにきてVIX指数の上昇も不安視されていたため、波乱の展開になりづらいところ。
また、米国では新型コロナウイルスのワクチン投与にあたり各州・地域の政府に対して11月1日までに準備するよう通達したことが伝わっており、これがこれまで相場をけん引していたクオリティ株への利益確定に向かわせ、反対にバリュー株へのシフトにもつながったと考えられる。クオリティ株に対して過熱状態であったことも一気に物色対象の切り替えにつながったようである。需給が悪化した訳ではなく、利益確定の流れによる急落といった形であり、売り一巡後は押し目狙いの意識に向かわせやすい。
物色の流れとしてはバリュー株へのシフトが意識されやすい。ハイテク株等も調整一巡感が意識されやすい水準まで下げていた銘柄もみられているが、積極的に押し目を拾う流れにはなりづらいところ。また、活況が続く新興市場であるが、昨日においても直近IPO銘柄には利益確定の流れが目立ち、足元ピーク感が意識される状況であった。利食いに押されやすいだろうが、中小型株については過熱想定の中でこれまで上昇していたこともあり、資金回転は効いている。大きく下げる局面においては押し目を狙う動きも出てきそうである。
■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円
ロックフィール<2910>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比25.3%減の93.71億円、営業損益は3.11億円の赤字に転落した。緊急事態宣言解除後、出店する百貨店、駅・駅ビル等の商業施設の全館営業再開により来店客数は回復しつつあったものの、都心部では企業の在宅勤務の継続や、都道府県を跨ぐ移動の自粛などの影響で駅利用者の減少が続き、大幅な減収減益となった。なお、2021年4月期通期予想については、新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与える影響を現段階において合理的に算定することが困難なため未定としている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23465.53、+218.38)
・日銀のETF購入
・米経済対策効果への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展
・東芝<6502>株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部
・武田薬<4502>米投資会社、武田大衆薬子会社を買収、雇用・経営陣は維持
・テルモ<4543>中国の医療ファンド参画
・三井物産<8031>共通ポイントプログラム構築、「イミ消費」喚起
・三井物産<8031>PFNと地下構造解析で新会社、AIシステム開発
・三ツ知<3439>生産デジタル化、国内外でAI・IoT活用、冷間鍛造部品の品質向上
・日産自<7201>CFRP製部品の量産化技術開発、成形時間2分・車体80kg軽量化
・極東開発工業<7226>ゴミ収集車への巻き込まれ防ぐ、AI安全支援システム
・スター精密<7718>新拠点稼働、自動旋盤技術提案・IoT実演
・川崎重<7012>ローカル5G実証、播磨工場でバリ取りロボ遠隔操作
・凸版印刷<7911>オレフィン製化粧シート、抗ウイルス・抗菌認証取得
・DIC<4631>デュポンと販売提携、欧米アで独占権
・東ソー<4042>九大とCO2分離膜の共同研究、NEDO事業に採択
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・7月小売売上高(前月比予想:+3.3%、6月:+2.7%) <ST>
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