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コスモ・バイオのニュース
■今後の見通し
コスモ・バイオ<3386>の2020年12月期通期の連結業績予想は、売上高が2019年12月期比2.8%増の7,800百万円、営業利益が45.5%増の590百万円、経常利益が40.2%増の660百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が126.9%増の540百万円としている。
この通期予想は7月21日に上方修正しており、期初計画(売上高7,750百万円、営業利益430百万円、経常利益490百万円、親会社株主に帰属する当期純利益310百万円)を上回る増収・大幅増益予想とした。なお下期の想定為替レートは1米ドル=110円(2019年12月期の期中平均は1米ドル=109円、2020年12月期第2四半期累計期間の平均は1米ドル=108円)としている。
コロナ禍で不透明な状況が続くが、製造・自社受託サービスを含めて売上げが順調に推移する見込みだ。大学・民間企業とも、活動自粛中においては研究作業をアウトソーシングする動きが見られるなど同社の受託サービスの需要が増え、また研究活動が再開しつつあるなかにおいても研究者が同社の製品・サービスを指名する動きも強まっており、こうした動きも追い風となりそうだ。
利益面では、働き方改革推進などで人件費や経費が増加するが、増収効果、製造・自社受託サービス拡大によるプロダクトミックス改善に加えて、2019年5月の本社オフィスフロア移転に伴う一時的費用のはく落と集約によるオフィス賃料の減少なども寄与する見込みだ。第2四半期累計に未消化となった一部の販管費は下期に消化方針としている。親会社株主に帰属する当期純利益については、第2四半期累計で計上した投資有価証券売却益190百万円も寄与する。
なお上方修正幅はおおむね第2四半期累計の計画超過分を上乗せした形である。第1四半期の構成比が高い収益特性であることも考慮して、下期は期初計画をほぼ据え置いたが保守的な印象も強い。経済活動再開で実験・研究が再開されることがプラス要因となり、通期業績は上振れの可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
コスモ・バイオ<3386>の2020年12月期通期の連結業績予想は、売上高が2019年12月期比2.8%増の7,800百万円、営業利益が45.5%増の590百万円、経常利益が40.2%増の660百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が126.9%増の540百万円としている。
この通期予想は7月21日に上方修正しており、期初計画(売上高7,750百万円、営業利益430百万円、経常利益490百万円、親会社株主に帰属する当期純利益310百万円)を上回る増収・大幅増益予想とした。なお下期の想定為替レートは1米ドル=110円(2019年12月期の期中平均は1米ドル=109円、2020年12月期第2四半期累計期間の平均は1米ドル=108円)としている。
コロナ禍で不透明な状況が続くが、製造・自社受託サービスを含めて売上げが順調に推移する見込みだ。大学・民間企業とも、活動自粛中においては研究作業をアウトソーシングする動きが見られるなど同社の受託サービスの需要が増え、また研究活動が再開しつつあるなかにおいても研究者が同社の製品・サービスを指名する動きも強まっており、こうした動きも追い風となりそうだ。
利益面では、働き方改革推進などで人件費や経費が増加するが、増収効果、製造・自社受託サービス拡大によるプロダクトミックス改善に加えて、2019年5月の本社オフィスフロア移転に伴う一時的費用のはく落と集約によるオフィス賃料の減少なども寄与する見込みだ。第2四半期累計に未消化となった一部の販管費は下期に消化方針としている。親会社株主に帰属する当期純利益については、第2四半期累計で計上した投資有価証券売却益190百万円も寄与する。
なお上方修正幅はおおむね第2四半期累計の計画超過分を上乗せした形である。第1四半期の構成比が高い収益特性であることも考慮して、下期は期初計画をほぼ据え置いたが保守的な印象も強い。経済活動再開で実験・研究が再開されることがプラス要因となり、通期業績は上振れの可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
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