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東急不動産ホールディングスのニュース
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週連続で下落、米株波乱を受け大きく水準切り下げる展開に
2.週前半は米中対立に絡み思惑が錯綜、方向感が定まらず上下動を繰り返す
3.週後半に一時500円超の下げ、景気減速懸念を背景とした米株安に追随
4.ISM製造業景況感指数とADP全米雇用リポート発表を受けリスクオフ
5.週末は買い優勢も商い低調のなか、米雇用統計の発表を前に様子見ムード
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比468円(2.14%)安の2万1410円と2週連続で下落した。
今週は波乱展開となった米株市場に追随する形で東京市場も下値を探る展開に。経済指標発表を受けた米景気後退への警戒感が強まり、景気敏感株中心に広範囲に売られる展開を余儀なくされた。売買代金も低調で5営業日のうち2営業日で2兆円台を割り込んだ。
9月30日(月)は米政権が中国への証券投資抑制を検討しているとの報道などを受け、米中対立が激化することへの警戒感から売り優勢だった。そして名実ともに下期相場入りとなった10月1日(火)は反発。対中証券投資抑制の報道に米高官が否定的なコメントを出し、過度な懸念が後退、広範囲に買い戻され前日の下げを帳消しにした。2日(水)は米景気減速懸念が意識されるなか、香港のデモ激化なども市場心理を悪化させ軟調だった。しかし、ここまでは日経平均の値動きも比較的おとなしかったが、3日(木)は波乱展開を強いられた。米ADP全米雇用リポートが低調で、前日のISM製造業景況感指数の結果と合わせて米景気の減速が強く意識されNYダウが急落、これを引き継ぐ形で日経平均は一時500円超下げる場面もあった。4日(金)は売り買い交錯の展開となったが、日銀のETF買い入れ期待などを背景に、後場先物主導で日経平均は小幅ながらジリジリと水準を切り上げこの日の高値で引けた。もっとも米雇用統計発表を前に様子見ムードは拭えず、商い低調のなか上げ幅も限定的で上値は重かった。
■来週のポイント
来週は週末にかけて行われる米中閣僚級協議を控えて様子見姿勢が強い中、底値を探る展開になりそうだ。
重要イベントとしては、国内では7日発表の8月景気動向指数や10日朝に発表される8月機械受注統計が注目される。海外では10日発表の米国9月消費者物価指数や、10日-11日に開催される米中閣僚級協議に注視が必要だろう。そのほか、7日のノーベル生理学・医学賞を皮切りに、8日に物理学賞、9日に化学賞、10日に文学賞、11日に平和賞、14日に経済学賞が発表される。
■日々の動き(9月30日~10月4日)
【↓】 9月30日(月)―― 続落、米株安や低調な鉱工業生産受け売り優勢
日経平均 21755.84( -123.06) 売買高12億6255万株 売買代金 2兆3371億円
【↑】 10月 1日(火)―― 3日ぶり反発、米株高・円安でリスク選好の買い優勢
日経平均 21885.24( +129.40) 売買高11億6564万株 売買代金 1兆9974億円
【↓】 10月 2日(水)―― 反落、米株急落受けリスク回避の売りが優勢
日経平均 21778.61( -106.63) 売買高11億7164万株 売買代金 2兆0872億円
【↓】 10月 3日(木)―― 大幅続落、米株急落や円高で全面安商状
日経平均 21341.74( -436.87) 売買高12億2381万株 売買代金 2兆0704億円
【↑】 10月 4日(金)―― 3日ぶり反発、米追加利下げ観測を背景に下値に買い
日経平均 21410.20( +68.46) 売買高11億0345万株 売買代金 1兆8219億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、31業種が下落
(2)国際石開帝石 <1605> など鉱業、出光興産 <5019> など石油株が大幅続落
(3)三菱UFJ <8306> など銀行、東京海上 <8766> など保険といった金融株が売られた
(4)トヨタ <7203> など自動車、HOYA <7741> など精密機器といった輸出株も安い
(5)AGC <5201> などガラス・土石、日本製鉄 <5401> など鉄鋼といった素材株もさえない
(6)リクルート <6098> などサービス、東急不HD <3289> など不動産といった内需株の一角は値を保つ
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
1(2) 電線地中化 ─── 加速する「電線地中化」、“小池関連”で活躍必至の材料株に電撃アプローチ
2(1) 5G
3(5) キャッシュレス決済 ── 消費増税の裏テーマで関連銘柄に脚光
4(7) ソーシャルゲーム
5(3) 人工知能(AI)
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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