ココカラファインが小幅４日続落、タイでの合弁会社設立も反応薄

　ココカラファイン＜3098.T＞が小幅ながら４日続落。同社は５月３０日大引け後、タイ大手企業グループのＴＣＣ傘下でヘルスケア事業を展開しているＢＪＨＩ社と合弁会社を設立したことを発表しているが株価には反応薄。
　同社は、東アジアを中心とした海外へのドラッグストア事業進出を推進しており、既にＢＪＨＩグループ企業のＢＪＨへはプライベートブランド商品を中心とする卸事業を開始している。今回の合弁会社設立により、ＢＪＨＩ社の持つアセアン地域内の販売網を活用し、東南アジアにおける貿易拠点・生産拠点の確立やタイでの卸事業をさらに推進していく。
　加えて、３月に設立した伊藤忠商事＜8001.T＞、アルフレッサ ホールディングス＜2784.T＞、医薬品流通会社の成大方円医薬連鎖投資有限公司との合弁会社「遼寧康心美」を通じて中国遼寧省に初出店したことも発表している。これらの取り組みにより海外での事業展開が期待される。

ココカラファインの株価は１４時３５分現在２８８３円（▼６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）