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*14:46JST 新興市場見通し:グロース250指数は200日線の攻防、週末に急落したバイオ関連の動向に注目
■買い優勢の展開も週ベースでは小幅な下落
今週の新興市場は小幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-2.74%だったのに対して、グロース市場指数は-0.10%、グロース市場250指数は-0.21%と新興市場は底堅い展開となった。連休明けは、米国市場で中小型中心に構成されているラッセル2000指数が引き続き上昇したことが刺激材料となり、グロース市場の主力株やバイオ関連銘柄を中心に買い優勢の展開に。東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線を上回る場面も見られた。ただ、世界的に半導体株が下落したことで、投資家のマインドが低下。上昇していたグロース市場も利益確定が先行し、週ベースでは小幅な下落となった。
時価総額上位銘柄では、週末に6%超下落したJTOWER<4485>が上場来安値を更新したほか、買い優勢だったジーエヌアイグループ<2160>も週末売りに押された。ispace<9348>はほぼ横ばいで動意に欠ける展開。また、上場来高値圏で公募増資を発表したGENDA<9166>も希薄化が嫌気されて売られた。一方、円高ドル安を材料にアドベンチャー<6030>が買い優勢となったほか、弁護士ドットコム<6027>もしっかり。売買が目立った銘柄では、決算発表延期が嫌気されたJフロンティア<2934>が急落したほか、ELEMENTS<5246>は決算発表を材料に買い優勢となったが、買い一巡後は利益確定売りに押された。一方、シンバイオ製薬<4582>、オンコセラピー・サイエンス<4564>、ノイルイミューン<4893>、コージンバイオ<177A>などバイオ関連に短期資金が向かい大幅高が続出した。なお、18日にスタンダード市場に上場したカドス・コーポレーション<211A>の初値は、公開価格を10.7%上回る3210円となった。
■急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くか
来週の新興市場は、トランプ前大統領の言動で揺れるプライム市場よりはしっかりとしそうだが、東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線水準を維持できるか注目したい。足元の新興市場の刺激材料だったラッセル2000指数は上げ一服だが、NYダウやナスダックなど主要株価指数と比べると、米国市場での中小型株物色は引き続き強いと見る。
物色の中心は引き続きバイオ関連となりそうだが、週末、セルシード<7776>、シンバイオ製薬、ノイルイミューン、コージンバイオ、クオリプス<4894>など足元買われていたバイオ関連が軒並み急落したことは気がかりだ。バイオ関連内での循環物色が止まれば、バイオ関連以外の受け皿が必要となる。宇宙関連に期待したいところだが、アストロスケールHD<186A>は上場来安値圏で推移。QPS研究所<5595>もじり安基調で浮上のきっかけが見出せない状況にあることから受け皿としては厳しいか。週明け、急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くと考えるが、バイオ関連総崩れとなると投資家のマインドも低下しそうだ。
なお、来週は23日にスタンダード市場と名証メインにフィットイージー<212A>、26日にグロース市場にタイミー<215A>がそれぞれ上場する。知名度が高く規模も大きいタイミーは注目度が非常に高い。換金売りも警戒だが、初値及び初値形成後の値動き次第では、グロース市場の物色の柱となろう。
<FA>
今週の新興市場は小幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-2.74%だったのに対して、グロース市場指数は-0.10%、グロース市場250指数は-0.21%と新興市場は底堅い展開となった。連休明けは、米国市場で中小型中心に構成されているラッセル2000指数が引き続き上昇したことが刺激材料となり、グロース市場の主力株やバイオ関連銘柄を中心に買い優勢の展開に。東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線を上回る場面も見られた。ただ、世界的に半導体株が下落したことで、投資家のマインドが低下。上昇していたグロース市場も利益確定が先行し、週ベースでは小幅な下落となった。
時価総額上位銘柄では、週末に6%超下落したJTOWER<4485>が上場来安値を更新したほか、買い優勢だったジーエヌアイグループ<2160>も週末売りに押された。ispace<9348>はほぼ横ばいで動意に欠ける展開。また、上場来高値圏で公募増資を発表したGENDA<9166>も希薄化が嫌気されて売られた。一方、円高ドル安を材料にアドベンチャー<6030>が買い優勢となったほか、弁護士ドットコム<6027>もしっかり。売買が目立った銘柄では、決算発表延期が嫌気されたJフロンティア<2934>が急落したほか、ELEMENTS<5246>は決算発表を材料に買い優勢となったが、買い一巡後は利益確定売りに押された。一方、シンバイオ製薬<4582>、オンコセラピー・サイエンス<4564>、ノイルイミューン<4893>、コージンバイオ<177A>などバイオ関連に短期資金が向かい大幅高が続出した。なお、18日にスタンダード市場に上場したカドス・コーポレーション<211A>の初値は、公開価格を10.7%上回る3210円となった。
■急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くか
来週の新興市場は、トランプ前大統領の言動で揺れるプライム市場よりはしっかりとしそうだが、東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに200日移動平均線水準を維持できるか注目したい。足元の新興市場の刺激材料だったラッセル2000指数は上げ一服だが、NYダウやナスダックなど主要株価指数と比べると、米国市場での中小型株物色は引き続き強いと見る。
物色の中心は引き続きバイオ関連となりそうだが、週末、セルシード<7776>、シンバイオ製薬、ノイルイミューン、コージンバイオ、クオリプス<4894>など足元買われていたバイオ関連が軒並み急落したことは気がかりだ。バイオ関連内での循環物色が止まれば、バイオ関連以外の受け皿が必要となる。宇宙関連に期待したいところだが、アストロスケールHD<186A>は上場来安値圏で推移。QPS研究所<5595>もじり安基調で浮上のきっかけが見出せない状況にあることから受け皿としては厳しいか。週明け、急落したバイオ関連に押し目買いが入れば、グロース市場の活況は続くと考えるが、バイオ関連総崩れとなると投資家のマインドも低下しそうだ。
なお、来週は23日にスタンダード市場と名証メインにフィットイージー<212A>、26日にグロース市場にタイミー<215A>がそれぞれ上場する。知名度が高く規模も大きいタイミーは注目度が非常に高い。換金売りも警戒だが、初値及び初値形成後の値動き次第では、グロース市場の物色の柱となろう。
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