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あらたのニュース
6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか
・ドル・円は108円台、日本株の大幅続落で円買い優勢
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか
日経平均は大幅に続落。1194.21円安の21487.87円(出来高概算15億1000万株)で前場の取引を終えた。21500円を下回るのは、昨年10月20日(21363.10円)以来となる。5日の米国市場ではNYダウが過去最大の下げ幅を記録した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、ポジション圧縮の流れが強まったようだ。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比1245円安の21405円と大きく下落している。幅広い銘柄が売り気配となるなか、22300円を下回って始まった日経平均は、その後もじりじりと下げ幅を広げている。
セクターでは33業種全てが下げており、ガラス土石が7%を超える下げとなったほか、非鉄金属、保険、金属、石油石炭が6%超の下げとなっている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超える全面安となり、上昇は14銘柄だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、京セラ<6971>が弱く、ファーストリテの1社で日経平均を約105円下押している。
日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る動きが意識されそうだが、グローベックスではNYダウ先物が500ドル程度下げており、手掛けづらいところである。日経平均は一気に26週線を割り込んできており、急ピッチの下げに対する自律反発も意識されようが、打診買いの域は脱せそうにないだろう。
この急落で一気に過熱感が後退するとはいえ、調整のスピードが速すぎるため、反対に需給悪化懸念が台頭する。システム的なトレードが中心となるなか、ポジションを圧縮する動きが連鎖することが警戒される。日経平均は200日線が位置する20953円処に迫っている。週間形状では26週線を割り込み、52週線が位置する20700円近辺が視界に入ってきている。週足のボリンジャーバンドでは-1σが20500円処に位置している。急ピッチの下げに対する自律反発が意識されるものの、米国株からの資金流出が本格化する中、スタンスとしては下落基調の中で、自律反発のタイミングを探ることになりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は108円台、日本株の大幅続落で円買い優勢
6日午前の東京市場でドル・円は軟調。日本株の大幅続落を受けリスク回避的な円買いが優勢となり、ドルは108円半ばまで押し下げられた。
米NYダウの2日連続の大幅安を背景に、東京株式市場では日経平均株価が前日比1200円程度下落。それを受け、外為市場ではリスク回避的な円買いが優勢となり、ドル・円は一時108円55銭まで弱含んだ。
菅官房長官は本日午前の定例記者会見で「為替の安定は極めて重要、緊張感をもって注視する」などと述べたが、ドル・円の値動きへの影響は乏しい。
ランチタイムの日経平均先物は大幅安が続き、日本株安の継続を警戒したリスク回避的な円買いに振れやすく、ドルの回復は見込みにくい。日本株が一段安となれば、ドルは108円29銭が次の下値メドとなろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円55銭から109円30銭、ユーロ・円は134円22銭から135円22銭、ユーロ・ドルは1.2355ドルから1.2388ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・あらた<2733>やグローバルリンク<3486>がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
・菅官房長官
「金融市場動向を含め、世界経済・日本経済の動向をしっかり注視していく」
「為替の安定は極めて重要、緊張感をもって注視する」
・豪・12月貿易収支:-13.58億豪ドル(予想:+2.00億豪ドル、11月:+0.36億豪ドル←-6.28億豪ドル)
・豪・12月小売売上高:前月比-0.5%(予想:-0.2%、11月:+1.3%←+1.2%)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・16:00 独・12月製造業受注(前月比予想:+0.8%、11月:-0.4%)
<DM>
・日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか
・ドル・円は108円台、日本株の大幅続落で円買い優勢
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は大幅続落、米株先物軟調で打診買いも限られるか
日経平均は大幅に続落。1194.21円安の21487.87円(出来高概算15億1000万株)で前場の取引を終えた。21500円を下回るのは、昨年10月20日(21363.10円)以来となる。5日の米国市場ではNYダウが過去最大の下げ幅を記録した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、ポジション圧縮の流れが強まったようだ。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比1245円安の21405円と大きく下落している。幅広い銘柄が売り気配となるなか、22300円を下回って始まった日経平均は、その後もじりじりと下げ幅を広げている。
セクターでは33業種全てが下げており、ガラス土石が7%を超える下げとなったほか、非鉄金属、保険、金属、石油石炭が6%超の下げとなっている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超える全面安となり、上昇は14銘柄だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、京セラ<6971>が弱く、ファーストリテの1社で日経平均を約105円下押している。
日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る動きが意識されそうだが、グローベックスではNYダウ先物が500ドル程度下げており、手掛けづらいところである。日経平均は一気に26週線を割り込んできており、急ピッチの下げに対する自律反発も意識されようが、打診買いの域は脱せそうにないだろう。
この急落で一気に過熱感が後退するとはいえ、調整のスピードが速すぎるため、反対に需給悪化懸念が台頭する。システム的なトレードが中心となるなか、ポジションを圧縮する動きが連鎖することが警戒される。日経平均は200日線が位置する20953円処に迫っている。週間形状では26週線を割り込み、52週線が位置する20700円近辺が視界に入ってきている。週足のボリンジャーバンドでは-1σが20500円処に位置している。急ピッチの下げに対する自律反発が意識されるものの、米国株からの資金流出が本格化する中、スタンスとしては下落基調の中で、自律反発のタイミングを探ることになりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は108円台、日本株の大幅続落で円買い優勢
6日午前の東京市場でドル・円は軟調。日本株の大幅続落を受けリスク回避的な円買いが優勢となり、ドルは108円半ばまで押し下げられた。
米NYダウの2日連続の大幅安を背景に、東京株式市場では日経平均株価が前日比1200円程度下落。それを受け、外為市場ではリスク回避的な円買いが優勢となり、ドル・円は一時108円55銭まで弱含んだ。
菅官房長官は本日午前の定例記者会見で「為替の安定は極めて重要、緊張感をもって注視する」などと述べたが、ドル・円の値動きへの影響は乏しい。
ランチタイムの日経平均先物は大幅安が続き、日本株安の継続を警戒したリスク回避的な円買いに振れやすく、ドルの回復は見込みにくい。日本株が一段安となれば、ドルは108円29銭が次の下値メドとなろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円55銭から109円30銭、ユーロ・円は134円22銭から135円22銭、ユーロ・ドルは1.2355ドルから1.2388ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・あらた<2733>やグローバルリンク<3486>がストップ安
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
・菅官房長官
「金融市場動向を含め、世界経済・日本経済の動向をしっかり注視していく」
「為替の安定は極めて重要、緊張感をもって注視する」
・豪・12月貿易収支:-13.58億豪ドル(予想:+2.00億豪ドル、11月:+0.36億豪ドル←-6.28億豪ドル)
・豪・12月小売売上高:前月比-0.5%(予想:-0.2%、11月:+1.3%←+1.2%)
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・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・16:00 独・12月製造業受注(前月比予想:+0.8%、11月:-0.4%)
<DM>
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