848円
アスカネットのニュース
■ペルセウス <4882> 416円 (+80円、+23.8%) ストップ高
ペルセウスプロテオミクス <4882> [東証M]がストップ高。SBI証券が18日付のレポートで、投資判断「買い」、目標株価1000円でカバレッジを開始しており、材料視されたようだ。同社は抗体開発技術に強みを持つ創薬型のバイオベンチャー。東京大学先端科学技術研究センターシステム生物医学ラボラトリーで開発された技術を基盤として設立された。SBIでは同社のパイプライン品目の中で、企業価値の大半を占めるトランスフェリン受容体阻害薬「T003」に注目。真性多血症患者を対象に第1相試験(P1)が実施中であり、メカニズム上ほぼ全ての血液がんに効果が期待できる。SBIでは、真性多血症患者を対象としたP1完了以降、急性骨髄性白血病(AML)や非ホジキンリンパ腫(NHL)などへの開発拡大が進むと予想しているとした。
■アスカネット <2438> 1,460円 (+157円、+12.1%)
アスカネット <2438> [東証M]が急反騰。21日、2月28日から3月3日にスペイン・バルセロナで開催される世界最大級のモバイル技術の見本市「MWC Barcelona 2022」の日本パビリオンに空中ディスプレーを出展すると発表しており、これが好感された。樹脂製プレートとガラス製プレートを使用した筐体をそれぞれ展示し、来場者に空中ディスプレーの具体的な活用イメージを持ってもらえるようなコンテンツを用意するという。日本パビリオンは総務省による出展で、同社では空中ディスプレー技術のさらなる周知や案件獲得を目指すとしている。
■グロームHD <8938> 850円 (+90円、+11.8%)
グローム・ホールディングス <8938> [JQG]が急反騰。前週末18日の取引終了後、22年3月期の期末配当予想について、従来予想は無配だったが6円を実施すると発表しており、3期ぶりの復配見通しを好感した買いが入った。同時に連結業績予想について、売上高を31億円から23億7800万円(前期比40.1%減)へ、営業利益を6億円から2億8400万円(同24.7%減)へ、最終利益を5億6700万円から4億1800万円(前期2億5500万円の赤字)へ下方修正した。アライアンス先医療機関の施設数や保有病床数は順調に拡大しているものの、アライアンス先医療機関への経営指導以外のサービスの提供による売り上げが、コロナ禍でその推進に遅れが生じていることが要因としている。
■日邦産業 <9913> 730円 (+76円、+11.6%) 一時ストップ高
日邦産業 <9913> [JQ]が急反騰、前週は600円台後半で調整色を強めていたが、足もとは一転して上値を見込んだ買いが優勢となった。同社は独立系電子デバイス商社で、半導体関連製品を主力とするが、前週末18日取引終了後、ウエハー用研磨剤大手のフジミインコーポレーテッド <5384> と資本・業務提携することを発表、これがサプライズとなり投資資金の流入を誘った。フジミインコのウエハー研磨用スラリー技術と日邦産業が有するウエハー研磨用キャリア技術の組み合わせにより、生産性やクオリティーを高め需要獲得を進める構えだ。
■ファイズHD <9325> 659円 (+54円、+8.9%)
東証1部の上昇率3位。ファイズホールディングス <9325> が3日続急伸。前週末18日の取引終了後、丸和運輸機関 <9090> が同社に対して連結子会社化を目的にTOBを実施すると発表、これを好感した買いが膨らんだ。TOB価格は1株670円。買い付け予定数は643万1000株(下限562万9500株、上限は予定数と同じ)で、買い付け期間は2月21日から3月22日まで。なお、TOB成立後もファイズHDの上場は維持される見通し。あわせて、丸和運機関と物流事業で資本・業務提携したことも明らかにした。
■ジーエヌアイ <2160> 1,298円 (+94円、+7.8%)
ジーエヌアイグループ <2160> [東証M]が3日ぶりに急反発。前週末18日の取引終了後に発表した21年12月期連結決算概要で米国子会社のカルゲン社について、次回資金調達ラウンドにより、計算書類では連結子会社から持ち分法適用会社に変更される可能性があると発表。この変更により、IFRS基準上の損益に関しては税引き前及び純利益が改善する可能性があるとしていることから、これを好感した買いが入ったようだ。
■アグレ都市 <3467> 1,357円 (+77円、+6.0%)
東証1部の上昇率6位。アグレ都市デザイン <3467> が4日続急伸。前週末18日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を53円から63円へ引き上げたことが好感された。前期実績に対しては21円の増配になる予定だ。
■ファンコミ <2461> 412円 (+21円、+5.4%)
東証1部の上昇率8位。ファンコミュニケーションズ <2461> が続急伸。同社は18日取引終了後、機動的な資本政策の遂行及び株主への利益還元を図るため、300万株(発行済み株式総数に対する割合4.23%)もしくは10億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は2月21日~7月21日。
■ステラファ <4888> 620円 (+29円、+4.9%)
ステラファーマ <4888> [東証M]が大幅続伸。NHKの国際サービス「NHKワールドJAPAN」の医療関連情報番組「Medical Frontiers」で21日、BNCT(ホウ素中性子補捉療法)を特集した番組が放送されることから、BNCT用ホウ素医薬品を手掛ける同社に思惑的な買いが向かったようだ。
■タカトリ <6338> 1,534円 (+64円、+4.4%)
タカトリ <6338> [東証2]が大幅高で5日続伸と気を吐いた。半導体向けなどを主力に精密切断加工を行うマルチワイヤーソーを主力に各種マウンターなども製造する。同社技術を結集したパワー半導体向けSiC材料切断加工装置は世界的に高評価を得ており、直近では今月14日に海外企業から25億7800万円の大型受注を獲得したことを発表している。22年9月期業績は売上高が前期比23%増の80億円、営業利益が同36%増の5億3000万円と大幅な伸びを見込んでおり、10日にストップ高で買われた後も目先筋の利益確定売りをこなし上値指向を続けた。
■ミタチ産業 <3321> 912円 (+34円、+3.9%)
ミタチ産業 <3321> が大幅続伸。前週末18日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を390億円から425億円(前期比25.4%増)へ、営業利益を13億円から17億円(同84.0%増)へ、純利益を9億7000万円から12億円(同80.5%増)へ上方修正し、あわせて12円50銭を予定していた期末配当予想を15円へ引き上げたことが好感された。自動車分野の半導体、電子部品などの販売や、ITや自動車関連の工作機械向けEMSの受注が堅調に推移していることに加えて、継続的なコスト抑制や効率化の推進が寄与する。なお、年間配当予想は30円(前期20円)を予定している。
■コスモス薬品 <3349> 15,760円 (+570円、+3.8%)
コスモス薬品 <3349> が大幅続伸。そのほか、マツキヨココカラ&カンパニー <3088> などドラッグストアやセブン&アイ・ホールディングス <3382> などコンビニエンスストア、食品スーパーやホームセンターを展開するスーパーバリュー <3094> [JQ]など小売セクターに物色の矛先が向かった。新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大にピークアウト感がでるなか、これまでまん延防止等重点措置の解除を先取りする形で買い戻しが活発化した。足もとでは業績面で今期好調なハイテク系グロース株が来期の反動を警戒され売られる一方、コロナ禍から脱却し来期の収益環境に追い風が予想される小売関連株に、投資資金のシフトが観測された。
■セプテニHD <4293> 597円 (+19円、+3.3%)
セプテーニ・ホールディングス <4293> [JQ]が9日続伸し昨年来高値を更新。電通系のネット広告代理店で、販促支援をはじめ漫画アプリ「GANMA!」やメディア運営なども手掛ける。消費のオンライン化を追い風に主力のデジタルマーケティング事業が伸びており、同社業績は急成長局面を迎えている。10日に発表した22年9月期第1四半期(21年10月-22年1月)の決算は25%増収、最終47%増益で着地。あわせて、従来未定としていた通期予想を開示し、売上高を前期比40.3%増の300億円、純利益を同49.8%増の39億円とする見通しを示した。この発表を受けて同社株は一気に上げ足を速め、前週末18日に続き連日での昨年来高値更新となった。
■NESIC <1973> 1,758円 (+36円、+2.1%)
NECネッツエスアイ <1973> が4日ぶりに反発。21日午前10時ごろ、「自治体DXコーディネートサービス」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。同サービスは、同社のデジタル化推進コンサルタントが顧客と伴走しながら現状業務の可視化・分析を行い、デジタル化の対象となる業務を抽出し対策案を整理。その結果をもとに、顧客が抱える課題の解決に適したICT・デジタルトランスフォーメーション(DX)サービスや運用サービスを提案するとともに、DX推進計画の策定を支援するという。なお、同社では25年までに150自治体へのサービス提供を目指すとしている。
■JFE <5411> 1,707円 (+32円、+1.9%)
ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> が4日続伸。21日午前2時ごろの日本経済新聞電子版で、子会社のJFEスチールが「自動車部品や産業機械などに使う棒鋼と線材について、3月契約分から販売価格を全品種で1トン1万5千円引き上げる」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、鉄鉱石や原料炭など主原料の価格やエネルギーコストなどが上昇していることから、製品に転嫁するという。なお、値上げは21年9月分以来6ヵ月ぶりとなる。
■三菱UFJ <8306> 739.1円 (+12.8円、+1.8%)
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が全般地合い悪に抗して3日ぶりに反発。FRBの金融政策転換の動きが明らかとなるなか、米長期金利は次第に水準を切り上げているが、これを受けて国内でも金利上昇圧力が顕在化している。新発10年国債利回りは0.2%台が既に定着しているほか、超長期債である20年債利回りも年初から一貫して水準を高めている。
■住友鉱 <5713> 5,439円 (+77円、+1.4%)
住友金属鉱山 <5713> が続伸。全体急落相場のなか、前週末に続く上昇で頑強な値動きが目立った。米国をはじめとする世界的なインフレ懸念に加え、ウクライナ情勢の緊迫化を受け日米ともに株式市場ではリスク回避ムードが強い。しかし、コモディティ価格上昇が続くなか、2月以降は金価格も急速に上値を追う展開となっており、非鉄株の一角には投資資金が流入している。金市況と株価連動性の高い同社株には、ハイテク系グロース株からの資金シフト先として株価に浮揚力が働いたようだ。
■アイドマHD <7373> 2,047円 (+27円、+1.3%)
アイドマ・ホールディングス <7373> [東証M]が6日ぶりに反発。SBI証券が18日付で投資判断を新規に「買い」、目標株価6000円としたことが好材料視されたようだ。同証券では、「中小企業を対象に」「クラウドワーカーを利用しつつ」「ITを活用した仕組化・自動化により営業の内製化を支援する」という同社の事業は中長期的な需要が見込めると評価。高成長と高収益体質の両立を実現しており、今後も同程度の収益性を確保しつつ高成長が可能と予想している。
■カプコン <9697> 2,819円 (+28円、+1.0%)
カプコン <9697> が続伸。14日に公開したカウントダウンサイトの期限が21日15時だったことから、何らかの新製品などに関する情報が発表されるのではないかとの期待感から買われたようだ。ゲームファンの間では、サイトのURLが「.jp」ではなく「.com」となっていることから、日本だけではなく、世界的に向けた発表になるとの見方や、サイトの雰囲気などから「バイオハザード」に関するものになるのではないかとの見方があり、思惑を呼ぶ格好となった。なお、発表内容は「ストリートファイター6」に関するものだった。
■アバント <3836> 1,044円 (+10円、+1.0%)
アバント <3836> が上伸。21日、子会社ジールが、健康や美、生活に関わる幅広い生活者のニーズに沿った商品の総合商社であるリードヘルスケア(東京都中央区)の営業支援システムについて、オラクル・クラウドをプラットフォームとしてクラウド化したと発表しており、好材料視された。リードヘルスケアでは、BCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)環境の整備を目的に基幹システムのクラウド化を進めており、営業支援システムについても物理サーバーからクラウドへ移行することが求められていたが、ジールの導入・構築支援により、スムーズな営業支援システムのクラウド化を実現したという。導入により、これまでレポート表示ボタンを押してから最大1~2時間かかっていた処理が数秒で返ってくるようになり、処理時間の短縮が大幅な生産性向上に貢献しているという。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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