アルトナーは反落、第３四半期営業利益８３％増も利益確定売り

　アルトナー<2163.T>は反落。同社は自動車や電気、精密業界などを中心に技術者派遣を手掛けているが、自動車業界ではエコカーや安全システム開発需要の高まりなどを背景に引き合いが旺盛で足もとの業績は好調を極めている。同社が７日取引終了後に発表した１６年１月期第３四半期累計（２～１０月）の単独決算では、売上高が３５億８５００万円（前年同期比１１．９％増）、営業利益は３億８１００万円（同８２．８％増）、最終利益は２億３６００万円（同８１．２％増）と大幅増収増益を達成した。

　ただ、株価はこれに先立って好業績を織り込む格好で１１月中旬から１２月にかけて急速な上昇をみせており、通期業績予想は従来見通しを据え置いたこともあって、目先利益を確定する売りが優勢となった。もっとも通期営業利益予想４億２００万円（前期比１９．６％増）に対する第３四半期時点の進捗率は９４．８％に達していることから、増額修正への期待は強い。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）