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トラストテック Research Memo(7):海外領域でのM&A効果と、技術系領域での増収により、大幅増収増益を予想

配信元:フィスコ
投稿:2018/10/09 15:07
■今後の見通し

● 2019年6月期通期の見通し
2019年6月期通期についてトラスト・テック<2154>は、売上高82,000百万円(前期比25.5%増)、営業利益6,000百万円(同39.6%増)、経常利益5,900百万円(同39.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,700百万円(同44.0%増)、EBITDA7,048百万円(同32.2%増)と大幅増収増益を予想している。

2019年6月期見通しで注目されるのは、上期(第2四半期累計期間)と下期の上下バランスだ。利益面の上下バランスは通常は50対50であるのに対して2019年6月期は4対6で下期偏重となっている。これは上期に国内の技術系・製造系で拠点および人員増強策を取り、また中途採用に対する求人費など積極的に投資を行う方針を反映したものだ。このため上期の利益の伸びは低減するものの、下期には派遣者数増加に伴う増収効果で利益の伸長が期待され、通期ベースでは前期比40%近い増益予想となっている。

事業セグメント別動向は以下のとおり。

技術系領域は売上高41,230百万円(前期比22.8%増)、EBITDA5,873百万円(同33.6%増)を予想している。前述のように期中(特に上半期)の中途採用増による増収効果が収益拡大の主因となるとみられるが、単価面でも前期同様5%前後の上昇が続くと期待される。従来から同社が強みを有する自動車産業向けに加えて、今期は特にIT・ソフト領域がどこまで業容を拡大するかが注目ポイントと弊社では考えている。

製造系領域は売上高11,000百万円(前期比11.1%増)、EBITDA562百万円(同4.9%増)を予想している。EBITDAマージンは5.1%と低下する形となるが、同社が目指す5%維持は達成される計画だ。今期は、技術系領域と同様、要員の拡大に注力する計画で、新卒と合わせて2019年6月末時点では2,900名体制を計画している。これを吸収するための派遣先企業の確保と合わせて、その進捗状況が最大の注目点と考えている。

海外領域は売上高29,830百万円(前期比35.7%増)、EBITDA731百万円(同53.6%増)を予想している。売上高については、2017年12月に買収したGAPが今期はフル寄与となる。前期は9ヶ月の取り込みだったため、3ヶ月分が増収要因となる。また、2018年8月に買収したQuattroの業績が9ヶ月分の取り込みで業績を押し上げることになる。さらに、MTrecが2018年度に一部の大口顧客との契約終了以後、新規取引へシフトしている増収効果も期待される。これらを総合的に勘案すると、売上高は30,000百万円を超えてくる可能性は十分にあると弊社ではみている。

EBITDAでは、GAPの買収費用(約2.3億円)が減少するが、新たにQuattroの買収費用(0.7億円)が加わる、差し引きで1.6億円の増益要因となる。さらにQuattroの利益及びのれん償却費、GAPのフル寄与、MTrecの利益改善、アジアの各社の黒字拡大といった増益要因が加わり、会社予想のEBITDAが達成される可能性は高いとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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配信元: フィスコ
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