1,050円
五洋建設のニュース
日経平均株価
始値 20510.50
高値 20562.39(09:27)
安値 20315.31(14:06)
大引け 20333.17(前日比 -418.11 、 -2.01% )
売買高 14億6383万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8334億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は400円超の下げで続落、米株安を受けリスクオフ一色に
2.米中貿易協議進展への期待が後退、欧州景気の先行き不透明感も重荷
3.日銀のETF買いへの期待も、ヘッジファンドの先物売り圧力に屈する
4.値下がり銘柄数は1800あまりに達し、全体の85%の銘柄が下落
5.オプションSQ算出に絡み、売買代金は2兆8000億円強と高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは220ドル安と大幅続落した。欧州景気の先行きに不透明感が高まり、欧州株が下落したほか、米中貿易協議への警戒感も膨らみで幅広い銘柄で売りが優勢となった。
東京市場ではリスク回避の売りがかさみ、日経平均株価は大きく下値を探る展開。米中貿易摩擦問題への警戒感が再び強まるなか、下げ幅は400円を超えた。
8日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに大きく値を下げるなか、リスクオフ一色の地合いとなった。3月1日を期限とする米中貿易協議の進展に期待がかかっていたが、トランプ米大統領が期限前に首脳会談を開く可能性について否定したことが米中間の協議不調の思惑につながり、投資家心理を冷やす格好となった。欧州景気の先行き不透明感も輸出セクター中心に売りを助長した。後場は日銀のETF買いに対する期待もあったが、買い向かう動きは限定的でヘッジファンド筋が先物主導で売りを仕掛け、日経平均の下げ幅が増幅された。東証1部の値下がり銘柄数は1800あまりに達し、全体の約85%の銘柄が下落した。オプションSQ算出に絡み売買代金は2兆8000億円台に大きく膨らんだ。
個別では、トヨタ自動車<7203>が下落、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>なども売られた。資生堂<4911>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も安い。ZOZO<3092>も下落した。レオパレス21<8848>はストップ安で売り物を残した。五洋建設<1893>が一時ストップ安、サンデンホールディングス<6444>、ニコン<7731>も大きく値を下げた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も安い。
半面、ソニー<6758>が物色人気となり、ソフトバンクグループ<9984>も底堅い。テルモ<4543>が大幅高に買われ、富士フイルムホールディングス<4901>も買い優勢だった。ピーエス三菱<1871>、オプトホールディング<2389>がストップ高に買われ、日総工産<6569>も値を飛ばした。フィールズ<2767>、スシローグローバルホールディングス<3563>も大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、ソニー <6758> 、SBG <9984> 、富士フイルム <4901> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。うち24円はテルモ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ユニファミマ <8028> 、京セラ <6971> 、花王 <4452> 。押し下げ効果は約108円。
東証33業種のうち上昇はパルプ・紙のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)精密機器、(2)情報・通信業、(3)その他製品、(4)空運業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)繊維製品、(2)非鉄金属、(3)金属製品、(4)機械、(5)海運業。
■個別材料株
△PS三菱 <1871>
今期経常を一転23%増益に上方修正・25期ぶり最高益更新へ。
△UT <2146> [JQ]
今期経常最高益予想を16%上乗せ。
△オプトHD <2389>
前期最終は90%増益で上振れ着地。
△スシローGH <3563>
10-12月期(1Q)税引き前は45%増益。
△CRI <3698> [東証M]
10-12月期(1Q)経常は8.1倍増益で着地。
△NDソフト <3794> [東証2]
ジェイ・ケイ・イーがMBOを実施。
△動物高度医療 <6039> [東証M]
4-12月期(3Q累計)経常が47%増益で着地。
△ウィルG <6089>
10-12月期(3Q)経常は12%増益。
△日総工産 <6569>
今期経常最高益予想を31%上乗せ。
△ダイトロン <7609>
今期経常は市場予想上回る36億円で連続最高益、5円増配へ。
▼フライト <3753> [東証2]
今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で46%の赤字。
▼レオパレス <8848>
今期最終を赤字拡大に下方修正、未定だった配当は無配転落。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)オプトHD <2389> 、(2)PS三菱 <1871> 、(3)日総工産 <6569> 、(4)ウィルG <6089> 、(5)フィールズ <2767> 、(6)ダイトロン <7609> 、(7)ブラインド <7989> 、(8)スシローGH <3563> 、(9)ヨシックス <3221> 、(10)BML <4694> 。
値下がり率上位10傑は(1)レオパレス <8848> 、(2)アリアケ <2815> 、(3)ヨータイ <5357> 、(4)浅沼組 <1852> 、(5)五洋建 <1893> 、(6)サンデンHD <6444> 、(7)洋缶HD <5901> 、(8)カーバイド <4064> 、(9)渋谷工 <6340> 、(10)日本化 <4092> 。
【大引け】
日経平均は前日比418.11円(2.01%)安の2万0333.17円。TOPIXは前日比29.63(1.89%)安の1539.40。出来高は概算で14億6383万株。東証1部の値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は1801となった。日経ジャスダック平均は3369.53円(35.66円安)。
[2019年2月8日]
株探ニュース
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