日本電技、前期経常を3％下方修正、配当は2円増額

　日本電技 <1723> [ＪＱ] が4月25日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の29.3億円→28.3億円(前の期は29.5億円)に3.4％下方修正し、減益率が0.9％減→4.3％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の20.1億円→20.5億円(前の期は20.2億円)に2.0％上方修正し、一転して1.7％増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の33.1億円→32.1億円(前年同期は27.8億円)に3.0％減額し、増益率が19.0％増→15.4％増に縮小する計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の75円→77円(前の期は75円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、予想比微減となる見込みであります。利益面につきましても、売上高の微減および一般管理費の増加等により、営業利益、経常利益は若干の減少となる見込みですが、当期純利益は、法人税額の特別控除等により微増となる見込みです。

　当社は、業績に多大な影響を及ぼす事象や新規設備投資計画が無い限り、配当性向を一定に保ち、利益の伸長に見合う配当を通じて、株主の皆様に対し利益還元を行う方針であります。同方針並びに業績予想の修正に伴い、期末配当予想については、65円から67円に修正いたします。