ETF売買動向＝29日前引け、ｉＳ米債１３、日興ベータヘが新高値

　29日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比33.0％減の898億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）22銘柄の売買代金は同32.8％減の693億円だった。

　個別ではＭＳＣＩ日本株高配当低ボラティリティ <1490> 、ｉシェアーズ米国債１－３年ＥＴＦ <2620> が新高値。ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　ブルームバーグ・フランス国債 <2246> 、ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　ブルームバーグ・ドイツ国債 <2245> 、ｉシェアーズ　気候リスク調整世界国債 <2853> 、ｉシェアーズユーロ建て投資適格社債ＥＴＦ（為替ヘッジあり） <2623> 、ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳＦＴＳＥ世界国債 <2512> など6銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きではＮＥＸＴ　不動産 <1633> が3.21％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　パラジウム上場投資信託 <1675> が3.21％高、純パラジウム上場信託（現物国内保管型） <1543> が3.15％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　白金上場投資信託 <1674> が3.09％高、ＮＥＸＴ　香港ハンセンダブル・ブル <2031> が3.06％高と大幅な上昇。

　一方、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　ガソリン上場投資信託 <1691> は5.65％安、国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> は4.11％安、ｉシェアーズ　ＭＳＣＩ　ジャパン　ＳＲＩ <2851> は3.54％安、ＮＥＸＴ　エネルギー資源 <1618> は3.21％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が36円安となるなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金421億1000万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日における前引け時点の平均559億6900万円を大きく下回っており低調。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が53億2200万円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が49億200万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が41億5900万円、ＮＥＸＴ　日経２２５連動型 <1321> が37億2600万円、楽天ＥＴＦ－日経レバレッジ指数連動型 <1458> が36億3100万円の売買代金となった。

株探ニュース