安江工務店、前期経常を11％上方修正・7期ぶり最高益、配当も5円増額

　安江工務店 <1439> [東証Ｓ] が1月26日朝(08:45)に業績・配当修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.3億円(前の期は2.3億円)に11.3％上方修正し、増益率が29.7％増→44.4％増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.2億円→2.5億円(前年同期は2.1億円)に15.3％増額し、増益率が1.8％増→17.4％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→40円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2023年11月10日付の「2023年12月期連結業績予想の修正及び期末配当予想の修正（増配）に関するお知らせ」にて業績予想を修正しておりましたが、売上高につきましては概ね見込み通りとなる一方で、利益につきましては、大型リフォーム工事の現場管理業務の効率化が進むとともに、マーケティングの精緻化による集客力向上で広告宣伝費を節減できたことから、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて、当時の予想をさらに上回る見込みとなりました。　また、賃上げの実施による賃上げ促進税制の適用により法人税等が減少したことも親会社株主に帰属する当期純利益を押し上げた要因となっております。

　　当社は、株主の皆様に対する利益分配を経営上の重要課題の一つとして位置づけており、当期業績や中長期の業績見通し及び経営環境を勘案し、配当性向を25％から30％程度を目途として、株主の皆様へ適正かつ安定的な配当を継続することを基本方針としております。　2023年12月期の期末配当予想につきましては、2023年11月10日付の業績予想の修正に伴い５円増配の１株当たり35円としておりましたが、当社の方針及び今回の業績予想の修正を踏まえ、さらに５円増配し、１株当たり40円とすることといたしました。なお、本件の期末配当金の正式決定は、当社定款の定めに基づき、2024年２月開催の取締役会で行う予定です。（注）本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。