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「円高メリット」が11位、20年ぶり円安で逆風も明暗分かれる<注目テーマ>
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1 メタバース
2 円安メリット
3 防衛
4 量子コンピューター
5 半導体
6 サイバーセキュリティ
7 再生可能エネルギー
8 木材
9 原子力発電
10 LNG
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット(円安デメリット)」が11位となっている。
円安が止まらない。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的な利上げを行う姿勢を示している一方、日銀は金融緩和を継続する方針を維持していることから、日米金利差の拡大を見込んだドル高・円安が3月以降急速に強まっている。足もと外国為替市場で円相場は1ドル=129円台を突破しており、約20年ぶりの安値水準で推移している。
こうしたなか、株式市場では「円安メリット」が投資テーマとして高い関心を集めているが、その逆で円安が向かい風となる「円高メリット」への注目度も上昇している。円高メリット関連に位置づけられる銘柄ではニトリホールディングス<9843.T>の下げが目立っており、前日19日まで7日続落し年初来安値圏に沈む展開となっている。今期の想定為替レートは1ドル=115円としている。
円高メリット関連の主な銘柄としては、王子ホールディングス<3861.T>や日本製紙<3863.T>などの紙・パルプセクター、冷凍食品のニチレイ<2871.T>や日本水産<1332.T>のほか、日本航空<9201.T>やANAホールディングス<9202.T>といった空運株、東京電力ホールディングス<9501.T>や関西電力<9503.T>、東京ガス<9531.T>をはじめとする電力・ガス株など。このなか、空運株はコロナ禍からの経済正常化、電力株は原発再稼働期待の面でそれぞれ注目されることが多く、円高メリット関連株のなかでも明暗は分かれている。
出所:MINKABU PRESS
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