１８日の株式相場見通し＝５日続伸の後を受け上値の重い推移に、半導体関連株の動向に注目

　１８日の東京株式市場は、上昇基調を強める日経平均株価が戻り売りをこなしながら６連騰を達成できるかが焦点となる。１７日に、主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体指数（ＳＯＸ）が上昇したことで東京株式市場でも半導体関連銘柄に注目が集まりそうだ。１８日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１２円近辺での推移となっている。

　１７日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比３．１２ドル安の２万６４４９．５４ドルと小反落した。ＮＹダウは高値警戒感もあり、方向感に欠ける展開。医療保険のユナイテッド・ヘルスや製薬のメルク、ファイザーといったヘルスケア株が軟調だった。前日の夕方に決算発表したＩＢＭが下落、ネットフリックスも値を下げた。同じく決算発表を行ったオランダの半導体製造装置メーカーＡＳＭＬホールディングスも下落した。半面、アップルとの知的財産訴訟で和解したクアルコムが大幅高となったほか、インテルが買われた。アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力ＩＴ関連株もしっかり。ナスダック総合株価指数は、同４．１４５ポイント安の７９９６．０８０と反落した。（冨田康夫）

出所：minkabuPRESS