東京株式（寄り付き）＝小幅反落、米株上昇続くも足もと円高含みで過熱感も意識

　２５日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前日比５円安の１万９７３７円と小幅反落。

　前日の米国株市場ではＮＹダウ、ナスダック指数、Ｓ＆Ｐ５００指数ともに５日続伸、Ｓ＆Ｐ５００は過去最高値を更新した。米国株が上昇基調を強めていることはプラス材料だが、外国為替市場では足もと１ドル¬＝１１１円台６０銭近辺の推移と円高方向に振れており、リスク選好ムード一色というわけではない。前日時点で東証１部の騰落レシオは１６４％台まで跳ね上がっており、目先高値警戒感も強く利益確定を急ぐ動きも出ている。一方、下値では日銀のＥＴＦ買いなどに対する思惑もあり、下げ幅も限定的となる可能性が指摘されている。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、８業種前後が高く、値上がり上位に情報通信、倉庫、空運、サービスなど。値下がりで目立つのは鉱業、石油、鉄鋼、海運、保険など。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）