<私の相場観>25日線奪回すれば2万円乗せも=水戸証券・投資情報部長 須田恭通氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/12/18 12:25
 16日、17日の2日間で急ピッチな上昇をみせたこともあり、短期的には一服場面も想定される。今後、短期間のうちに日経平均株価の25日移動平均線を奪回してくれば、年末年始にかけて2万円台に乗せてくる期待感が高まる。ちょうど7月の急落場面で、25日線を短期間で奪回したパターンが想起される。

 全体相場は、9月29日の安値1万6901円安値から12月1日の高値2万12円まで約3000円の上昇幅に対するほぼ半値押し水準から反発をみせており、早晩上昇トレンドに復帰することになりそうだ。当面は、“1億総活躍社会”などの政策が相場テーマとなろう。

 個別銘柄では、玩具大手のタカラトミー<7867.T>に注目。新社長が推進する抜本的な構造改革により、業績が拡大局面を迎えている。今後大ヒットが期待できる玩具として、来春からのテレビアニメ放送開始を予定している「ベイブレードバースト」や「スナックワールド」の関連商品に期待が高まる。

 1億総活躍社会に関連して注目なのは、教育関連事業を手掛ける学研ホールディングス<9470.T>。従来の学習参考書や塾・進学教室に加え、高齢者福祉・子育て支援にも進出しており、訪問介護やサービス付き高齢者住宅を積極展開し、業績復調が鮮明となってきた。

 カフェ・レストランなどを直営展開するバルニバービ<3418.T>は、地域特性などを生かし、店舗ごとでの異なるブランド運営に強みを発揮している。店舗による過疎化地域の活性化など独自の展開力にも期待が寄せられる。

出所:株探ニュース(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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