<株式トピックス>=日新製糖の思い切った増配発表に驚き
10日の東京株式市場は、前日の米国株安などを背景に、寄り付きの日経平均株価で前日比185円安と反落してスタートしたものの、後場に入って次第に下落幅を縮小する展開となり、午後2時以降には、株価指数先物主導で前日比プラス圏に浮上した。
ただ、TOPIX(東証株価指数)は小幅ながら5日ぶりに反落となったのに加え、東証1部の値上がり銘柄数701に比べて、値下がり銘柄数が1090(変わらずは120)と多くなったことから、全般地合いは軟調と判断できる。
さて、きょう市場関係者を驚かせたのは、日新製糖<2117.T>の大盤振る舞いといってもいいほどの思い切った増配の発表だ。同社は、13日付で東証2部から東証1部に市場変更することに伴い、新たな資本政策を決定し、午後1時に発表した。
その内容は、連結配当性向(DPR)60%、または連結株主資本配当率(DOE)2%のいずれか大きい額を基準に配当を行うことを中期的な配当方針としたというもの。また、自己株式の取得については市場環境や資本効率などに鑑み適宜実施する可能性があるとしている。
具体的には、期末一括配当を従来計画の60円(前期実績も60円)から95円増額し155円とする方針を発表したのだ。これを好感して同社の株価は前日比700円ストップ高の3750円まで買われた。このストップ高した株価で試算しても配当利回りは4.13%に跳ね上がる。ちなみに従来の60円なら1.60%ということになる。
今後もこうした思い切った増配に踏み切る企業の出現に期待したい。(冨田康夫)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
ただ、TOPIX(東証株価指数)は小幅ながら5日ぶりに反落となったのに加え、東証1部の値上がり銘柄数701に比べて、値下がり銘柄数が1090(変わらずは120)と多くなったことから、全般地合いは軟調と判断できる。
さて、きょう市場関係者を驚かせたのは、日新製糖<2117.T>の大盤振る舞いといってもいいほどの思い切った増配の発表だ。同社は、13日付で東証2部から東証1部に市場変更することに伴い、新たな資本政策を決定し、午後1時に発表した。
その内容は、連結配当性向(DPR)60%、または連結株主資本配当率(DOE)2%のいずれか大きい額を基準に配当を行うことを中期的な配当方針としたというもの。また、自己株式の取得については市場環境や資本効率などに鑑み適宜実施する可能性があるとしている。
具体的には、期末一括配当を従来計画の60円(前期実績も60円)から95円増額し155円とする方針を発表したのだ。これを好感して同社の株価は前日比700円ストップ高の3750円まで買われた。このストップ高した株価で試算しても配当利回りは4.13%に跳ね上がる。ちなみに従来の60円なら1.60%ということになる。
今後もこうした思い切った増配に踏み切る企業の出現に期待したい。(冨田康夫)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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