中京銀に継続買い観測、再編思惑を背に新値街道

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/09/25 10:04
 中京銀行<8530.T>が高い。8月25日に底値圏で大陽線を示現して以降、継続的な買いが観測され、5日移動平均線を下支えに上昇基調を鮮明化、前週末18日から年初来高値圏を走っている。地銀業界に再編思惑が募るなか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>の持ち分法適用会社である同社株に市場関係者の視線が向いている。同じく三菱UFJ系では大阪を地盤とする大正銀行と香川県本拠のトモニホールディングス<8600.T>が、前週15日に来年4月の経営統合で最終合意したことを発表、「これが中京銀の物色人気につながっている」(市場関係者)という。
 中京銀は名古屋市に本社を構え愛知・三重を地盤としており、来年5月の伊勢志摩サミットはもちろん、中長期的には2027年に品川と名古屋を結ぶリニア中央新幹線の開業を控え、地方創生の要ともいえる“地の利”も意識されている。また、時価はPBR0.5倍を割り込み解散価値の半値以下に放置されていることで、再編思惑がイレギュラーポジションにある株価の水準訂正を促すポジティブ材料として働きやすい強みを持つ。「信用取組は買い残が枯れ切っており、信用倍率0.1倍で株式需給面でも上値が軽い」(同)と指摘されている。

中京銀の株価は9時56分現在246円(△4円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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