「沼の下の方から、足を引っ張られるイメージ」
本日の日経平均は895.15円安の18540.68円で取引を終了した。大幅安スタートの後は下げ渋る場面もあったが、その後は下落幅を拡大。投資家のリスク回避の動きが止まらない。上海総合指数は再び大幅安。8%以上の下落となっており、世界同時株安の牽引役となっている。「中国発の暴落」が起こっており、投資家たちを震撼させているのだ。
日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落。一気に下落歩調が強まっており、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の状態となっている。
通常ならば、3日目に短期的なセリング・クライマックスを迎えても良いようなものだが、実際には下げ止まる気配がみられていない。むしろナイトセッションの先物は一段安となっており、先安観が非常に強いのだ。では、どこまで下がるのであろうか。
短期的には4段目の下方の窓下限(17673.27円)が濃厚である。18402.02円からこの水準までは断続的に窓が空いている価格帯であり、株価が容易に下落しやすい。そう、沼の下の方から足を引っ張られているイメージだ。だから、明日中にこの水準に到達してしまっても、文句はいえない。軸が大きく下向きに傾いている以上、ごく自然の動きだからだ。あるマーケットの解説者が、「チャートでは理解できない動き」などと言っていたが、この動きこそがごく自然な動きなのである。そういうつもりで相場と対峙しなくてはならない。
だが、我々は下値メドを安易に算出してはいけない。なぜならば、この「阿鼻叫喚相場」は、ある意味、原点回帰の動きだからだ。安保法制のゴリ押しによって安倍政権の支持率が急低下。そこへこの株価下落だから、政治でもダメ、経済でもダメ。一層、支持率低下に拍車が掛かると思われるのだ。つまり、アベノミクススタート時である日経平均8500円に戻る可能性があるということ。
天津大爆発も自動車企業など、個別銘柄に暗い影を落としている。総額1兆円程度の損失とみられており、中国バブル崩壊の「損の上塗り」となっている。日本企業にも思わぬ業績の下方修正なんていう形で出てくるかもしれない。
そして今後我々がもっとも注意しなければならないのが・・・(黒岩の眼より抜粋)
日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落。一気に下落歩調が強まっており、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の状態となっている。
通常ならば、3日目に短期的なセリング・クライマックスを迎えても良いようなものだが、実際には下げ止まる気配がみられていない。むしろナイトセッションの先物は一段安となっており、先安観が非常に強いのだ。では、どこまで下がるのであろうか。
短期的には4段目の下方の窓下限(17673.27円)が濃厚である。18402.02円からこの水準までは断続的に窓が空いている価格帯であり、株価が容易に下落しやすい。そう、沼の下の方から足を引っ張られているイメージだ。だから、明日中にこの水準に到達してしまっても、文句はいえない。軸が大きく下向きに傾いている以上、ごく自然の動きだからだ。あるマーケットの解説者が、「チャートでは理解できない動き」などと言っていたが、この動きこそがごく自然な動きなのである。そういうつもりで相場と対峙しなくてはならない。
だが、我々は下値メドを安易に算出してはいけない。なぜならば、この「阿鼻叫喚相場」は、ある意味、原点回帰の動きだからだ。安保法制のゴリ押しによって安倍政権の支持率が急低下。そこへこの株価下落だから、政治でもダメ、経済でもダメ。一層、支持率低下に拍車が掛かると思われるのだ。つまり、アベノミクススタート時である日経平均8500円に戻る可能性があるということ。
天津大爆発も自動車企業など、個別銘柄に暗い影を落としている。総額1兆円程度の損失とみられており、中国バブル崩壊の「損の上塗り」となっている。日本企業にも思わぬ業績の下方修正なんていう形で出てくるかもしれない。
そして今後我々がもっとも注意しなければならないのが・・・(黒岩の眼より抜粋)