大崎電が静かに反騰態勢、電力小売り自由化でビジネスチャンス

　大崎電気工業<6644.T>が３日続伸、チャート的にも７００円トビ台を底値に切り返しに転じてきた。電力会社向け電力量計を主力に手掛けるが、１６年３月期は電力量計の競合激化や大口案件である英国のプロジェクトの遅れなどが響いて営業利益は微増にとどまる見通しで、これがここまで上値の重しとなっていた。しかし、市場では「電力の小売り自由化を控え、スマートメーター市場は今後追い風が強く１７年３月期以降は回復色が鮮明となる」（国内証券アナリスト）という見方が浮上しており、リターンリバーサル狙いの買いを引き込んでいる。

大崎電の株価は１０時３９分現在７１２円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）