IoT銘柄として注目
セラミックコンデンサで世界トップ。電子デバイスの研究開発・生産・販売を行う。携帯電話やコンピュータ、AV機器などエレクトロニクスの中心的な分野から、自動車や環境・エネルギー、ヘルスケアなどの新領域まで幅広い事業分野を扱います。また中国をはじめ、アジア各国で新工場の建設を積極的に進め増産体制の構築をしています。
このほど傘下の出雲村田製作所が生産棟2棟を建設、積層セラミックコンデンサーを増産するとの発表、世界初の表面実装型のMEMS角加速度センサーを開発したとの発表を受け、新値追いとなっています。積層セラミックコンデンサーはスマートフォンや電装化が進む自動車分野で需要が高まっています。
2015年3月期の業績は、売上が23.2%増の1兆435億4200万円、営業利益が70.4%増の2145億3500万円、税引き前当期純利益が80.1%増の2384億円、当期純利益は、80.0%増の1677億1100万円と大幅増収増益となりました。またROEが10.3から16.1%に、売上高営業利益率は14.9%から20.6%に改善。株主資本利益率が78.5%と高水準です。
スマートフォンを中心とした通信分野で好調に推移。特に中華圏を中心にLTE端末の普及が加速し部品点数増加により部品市場が大きく拡大しました。さらには自動車の生産台数増加や電装化進展などにより、電子部品需要は増加しました。また同社の海外総売上高比率は90.8%(14年3月期実績)と高く円安効果が利益を押し上げました。
一方、2016年3月期の通期予想は、売上高が11.2%増の1兆1600億円、営業利益が16.5%増の2500億円、税引き前当期純利益が5.7%増の2520億円、そして純利益が9.1%増の1830億円と増収増益の予想となっています。年間配当は20円増の200円に増配する方針です。
前提となる為替レートが1ドル=115円、1ユーロ=130円ということ、そしてスマートフォンやタブレット端末普及率の拡大、自動車の生産台数増加などで電子部品の需要が好調に推移していることから、上昇修正の余地もあると思います。
このほど傘下の出雲村田製作所が生産棟2棟を建設、積層セラミックコンデンサーを増産するとの発表、世界初の表面実装型のMEMS角加速度センサーを開発したとの発表を受け、新値追いとなっています。積層セラミックコンデンサーはスマートフォンや電装化が進む自動車分野で需要が高まっています。
2015年3月期の業績は、売上が23.2%増の1兆435億4200万円、営業利益が70.4%増の2145億3500万円、税引き前当期純利益が80.1%増の2384億円、当期純利益は、80.0%増の1677億1100万円と大幅増収増益となりました。またROEが10.3から16.1%に、売上高営業利益率は14.9%から20.6%に改善。株主資本利益率が78.5%と高水準です。
スマートフォンを中心とした通信分野で好調に推移。特に中華圏を中心にLTE端末の普及が加速し部品点数増加により部品市場が大きく拡大しました。さらには自動車の生産台数増加や電装化進展などにより、電子部品需要は増加しました。また同社の海外総売上高比率は90.8%(14年3月期実績)と高く円安効果が利益を押し上げました。
一方、2016年3月期の通期予想は、売上高が11.2%増の1兆1600億円、営業利益が16.5%増の2500億円、税引き前当期純利益が5.7%増の2520億円、そして純利益が9.1%増の1830億円と増収増益の予想となっています。年間配当は20円増の200円に増配する方針です。
前提となる為替レートが1ドル=115円、1ユーロ=130円ということ、そしてスマートフォンやタブレット端末普及率の拡大、自動車の生産台数増加などで電子部品の需要が好調に推移していることから、上昇修正の余地もあると思います。