<話題の焦点>=「自動運転」に熱視線、話題のZMPが株高案内人に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/31 11:46
 「自動運転」が相場のテーマとしてクローズアップされている。グローバル市場でその注目度を一気に高めたのは、今年2月、米アップルが自動車の自動運転の開発に着手していると報じられたこと。異業態ながらIT業界の巨人アップルの参入は、自動車業界にとってはこの上なくセンセーショナルな出来事であった。

 日本ではロボット開発ベンチャーのZMP(未上場)が相場の台風の目となっている。同社が開発した人工知能を用いた自動運転の技術は、既に広く自動車業界に浸透している。

 そうしたなか、国内各社の動きも風雲急を告げている。コマツ<6301.T>は2月にZMPに出資し技術を取り込み、次世代建機を実用化すると報じられた。3月中旬にはソニー<6758.T>が同社と共同で高感度の自動運転車用カメラを開発したことを発表、このほか、JVCケンウッド<6632.T>なども同社に出資している。直近では、日本電計<9908.T>が同社と販売契約を結び、自動車・建機・農機・物流機器などの国内顧客を対象に需要を掘り起こす方針を示し、株価を急伸させた。

 安倍政権の成長戦略の一環である戦略的イノベーション創造プログラムの一つに「自動走行システム」が挙げられている。国策の追い風を背に、今後、同分野が深耕されることは必至であり、自ずと関連銘柄に対するマーケットの視線も熱いものとなりそうだ。

◆「自動運転」市場で要注目の銘柄

 銘柄<コード>      ひとくちコメント

コマツ<6301.T>     ZMPと次世代建機開発へ
ソニー<6758.T>     ZMPと高感度カメラ量産化へ
アルプス電<6770.T>   瞳孔対応のセンサー開発中
村田製<6981.T>     通信モジュールの特需期待
トヨタ<7203.T>     自動運転技術でも懐深い
日本電計<9908.T>    ZMPと販売契約を締結


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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