日経平均株価とフィットネスクラブとの意外な関係

著者:冨田康夫
投稿:2015/03/28 13:55

株価上昇で売り上げ拡大

個人の消費動向を探るうえで一つの指標となるフィットネスクラブの市場規模が拡大している。

 経済産業省が18日に発表した特定サービス産業動態統計調査によると、フィットネスクラブの1月の売上高は前年同月比4.3%増の257億1200万円となり、2012年3月(同4.7%増)以来の高い伸びを記録。景気回復に伴う収入増で、健康づくりのための「プチ贅沢」ができるようになったことが背景にあるようだ。

 消費マインドの向上は、日経平均株価とフィットネスクラブの売上高との関係にみてとれる。足もとの株価は約15年ぶりの高値水準にあるが、過去の経験則を当てはめると、フィットネス市場はさらに拡大することが期待される。

 コナミ<9766>は、「コナミスポーツクラブ」を展開。全国413施設と国内最大規模を誇る(14年12月末時点)。

 セントラルスポーツ<4801.T>は全国194施設、ルネサンス<2378.T>は全国121施設(ともに14年3月末時点)を運営。

 このほかでは、メガロス<2165>コシダカホールディングス<2157>、健康コーポレーション<2928>SDエンターテイメント<4650>東祥<8920>などにも注目したい。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想