<動意株・2日>(大引け)=日本調剤、アートスパーク、コメ兵など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/02/02 15:12
 日本調剤<3341.T>=大幅高。同社は1月30日取引終了後に、15年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。営業利益が46億1500万円(前年同期比26.6%増)となったことが好感されているようだ。 第3四半期の連結売上高は1343億8600万円(同9.2%増)で着地。ジェネリック医薬品使用促進による後発医薬品調剤体制加算の積み上げなどで、主力の調剤薬局事業の売上高は1168億2200万円(同7.6%増)と堅調に推移した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

 アートスパークホールディングス<3663.T>=ストップ高。同社は1月30日取引終了後に、前14年12月期通期の連結業績予想修正を発表。経常損益は従来計画の3600万円の黒字から9300万円の黒字(前の期実績は6800万円の赤字)に引き上げた。売上高見通しは37億7500万円から38億2600万円(前の期比3.8%増)に、純利益見通しは2600万円から5900万円(同40.5%増)に増額修正。UI/UX事業で収益性の高いロイヤルティー収入が増加する見込みであり、売上高および利益を押し上げる。

 コメ兵<2780.T>=反発。中古ブランド品や宝飾品を中心に販売するリユース業大手だが、訪日外国人観光客の急増を背景にインバウンド消費の恩恵を享受、免税販売が会社側の想定を上回る好調ぶりで消費増税の影響を吸収している。機関投資家の個別株投資の指標として重視されるROEも12%台と2ケタをキープしていることも評価材料となっている。

 ワコム<6727.T>=急伸。同社は1月30日取引終了後に、15年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しを従来の55億円から62億円(前期比28.4%減)に増額したことが好感されているようだ。売上高予想は787億円(同0.1%増)と従来計画を据え置く一方、売上原価の低減や販管費の削減などが利益を押し上げる。

 栗田工業<6370.T>=大幅反発。同社は1月30日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表した。400万株(発行済み株式数の3.36%)、100億円を上限としており、取得期間は2月9日から4月30日まで。また、15年3月期の連結業績見通しについて、売上高を1850億円から1880億円(前期比5.5%増)へ、営業利益を170億円から180億円(同20.9%増)へ上方修正した。水処理装置事業において中国や台湾で大型案件を受注し同事業の売上高・営業利益が大幅に伸長したことを受けて、第3四半期累計(4~12月)決算が、売上高1331億8000万円(前年同期比7.6%増)、営業利益123億8000万円(同26.5%増)と順調だったことが要因。

 オークマ<6103.T>=大幅続伸。同社が1月30日発表した14年10~12月期連結決算は、営業利益が約43億円となり、市場で予想されていた36億円前後を上回ったことが好感されている。国内中小企業の設備投資意欲が改善し、マシニングセンターの受注などが好調だった様子だ。15年3月期の連結営業利益は前期比55.1%増の145億円が見込まれているが、この計画達成に前進したことを評価する買いが流入している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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