今日のポイント
28日のNYダウは続落。企業業績への懸念に加え、「FOMCで利上げに慎重な表現が盛り込まれる」との一部期待が、肩透かしに終わったことが要因とみられます。FOMCの声明文自体は引き続き、景気次第でどうにでも動ける余地を残したものになっており、市場は少し騒ぎ過ぎかもしれません。米国株の落ち着きは内需企業の業績改善如何にかかってきていると言えるでしょう。NY株の波乱に対して昨日は踏ん張った日経平均ですが、円高もあり、本日はさすがに売り優位となりそうです。下値抵抗ラインは、28日の安値17,615円、シカゴ日経平均先物終値17,575円、23日の高値17,532円等と想定されます。売り一巡後、本格化する主力企業の決算発表をテコに、どこまで下げ渋ることができるか注目です。